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初心会

475 バイト追加, 2019年2月4日 (月) 02:31
もともとは「ダイヤ会」と呼ばれる[[任天堂]]と花札屋時代から付き合い(直接取引口座)のあった一次問屋70社ほどを集めた親睦団体であった。つまり玩具問屋の組合である。一見すると暴力団のような名称だが、実際にやっていた事もほぼ同一であると言われている。
もともと初心会は玩具問屋の集団でありトランプや花札など様々な玩具を扱っていた。初心会というと任天堂というイメージが強いが家庭用ゲーム機も「初心会=任天堂」というイメージが強いが、初心会は玩具問屋の集団でありトランプや花札など様々な玩具、さらには家庭用ゲーム機も[[ファミコン]]だけでなく[[メガドライブ]]なども扱っていた扱っていた。や[[PCエンジン]]なども扱っていた。
そのなかでも任天堂からファミコンやスーパーファミコンに関連した製品を「全量買取」する条件で「流通を独占」したことで非常に強い影響力をもった。任天堂としても初心会から上がってくる予約数から生産量を予想でき、さらに初心会による全量買取により在庫リスクがゼロになるというメリットもあった。そのなかでも初心会は任天堂から[[ファミコン]]や[[スーパーファミコン]]に関連した製品を「全量買取」する条件で「流通を独占」したことで非常に強い影響力をもった。任天堂としても初心会から上がってくる予約数から生産量を予想でき、さらに初心会による全量買取により在庫リスクがゼロになるというメリットもあった。これにより初心会と任天堂は完全に別組織であったが、次第まるで初心会が任天堂であるかのごとく「マリオの名前」などを使うようなっていき一心同体となっていった。
このように任天堂製品は初心会が流通を独占したため基本的に初心会以外の流通網からの仕入は不可能になり、初心会の流通網から仕入れるには「初心会にフランチャイズ加盟」する必要があった。初心会の支配下に入った小売店にはレジカウンターにこれにより任天堂製品は初心会が流通を独占したため、基本的に初心会以外の流通網からの仕入は不可能になり、初心会の流通網から仕入れるには「初心会にフランチャイズ加盟」する必要があった。初心会の支配下に入った小売店にはレジカウンターに[[任天堂|「任天堂]]の看板」を掲げ、「任天堂のショーケース」に製品を並べていた。さらに価格統制や試遊台の禁止なども徹底していた。初心会の支配下にあった小売店はピーク時には全国2万5000店舗を超えたと言われている。の看板」を掲げ、「任天堂のショーケース」に製品を並べ、「[[金のマリオ像]]」を陳列していた。さらに価格統制や試遊台の禁止なども徹底していた。初心会の支配下にあった小売店はピーク時には全国2万5000店舗を超えたと言われている。
同様に初心会はサードパーティのゲームソフト開発会社にも強い影響力を持った。そもそも「任天堂の委託生産」の窓口は初心会であった。それに流通網を独占しているため初心会に嫌われれば出荷できないわけである。[[同]]様に初心会はサードパーティのゲームソフト開発会社にも強い影響力を持った。そもそも「任天堂の委託生産」の窓口は初心会であった。それに流通網を独占しているため初心会に嫌われれば出荷できないわけである。
要約するとメーカーには「任天堂への委託生産」、小売店には「初心会のフランチャイズ」という名目で暴力団のみかじめ料のようなビジネスモデルを家庭用ゲーム機業界に持ち込んだ団体である。
初心会はコンビニ流通などに押されて任天堂より解散命令を受け1997年に解散したものの、[[プレイステーション]]で新規参入した[[SCE]]に敗北した原因の一つがこの団体の圧政によるメーカーと小売店の不信感がピークに達したためだったといわれている。
== 例外 ==なお、[[ナムコ]]や[[ハドソン]]などのファミコンの最初期を支えたメーカーについては特例が認められており、初心会および任天堂の委託生産を介さずに製造が行われていた。などのファミコンの最初期を支えたメーカーや、初心会にも動じない影響力をもった[[バンダイ]]などについては特例が認められており、初心会および任天堂の委託生産を介さずに製造が行われていた。これらの特別枠のメーカーはカセットの形状が異なるので非常にわかりやすい。
ただし[[ナムコ]]は法の拡大解釈により[[カルチャーブレーン]]などの製品の製造代行を行ったため初心会から鉄拳制裁を喰らったと言われている。具体的には初心会加盟の小売店にナムコ製品排除の圧力をかけるというものであった。ちなみにこのときナムコ製品の販売を強行した会社があった。あのTSUTAYAである。その影響で行き場を失ったナムコの頑張りによりプレイステーションは大成功したとも言われている。
==黄金のマリオ像==
初心会への加盟にあたっては「黄金のマリオ像」をリース契約(フランチャイズ契約)しなければならなかった。厳密にいえば初心会デザインの「看板と陳列棚」のリースであるが、そのオマケとして付属した「黄金のマリオ像」ばかり有名になったのでこのように呼ばれている。初心会への加盟にあたっては「[[黄金のマリオ像]]」をリース契約(フランチャイズ契約)しなければならなかった。厳密にいえば初心会デザインの「看板と陳列棚」のリースであるが、そのオマケとして付属した「黄金のマリオ像」ばかり有名になったのでこのように呼ばれている。
大雑把にいえば暴力団のフロント企業が、風俗店やスナック、キャバクラなどにリースしている観葉植物とまったく同じビジネスモデルである。
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