差分
==概要==
[[Mac OS X]]のファイル共有は[[SMB]]または[[AFP]]が基本となり、[[NFS]]は表面的にはサポートされていない。
ただnfsd自体は存在しており、ターミナルから別途設定してやることで利用できるようになる。
==手順==
===UID,GIDを調べる===
$ dscl . -list /Users uid
$ dscl . -list /Groups gid
===/etc/exportsファイルを作る===
[[Mac OS X]]では/etc/exportsファイルを生成すると自動的にnfsdが立ち上がる仕組みとなっている。
/etc/exportsの書式は以下のようになっている。
/PATH -mapall=${uid}:${gid} ${ipaddr}
例えば、[[IPアドレス]]が172.16.100.125のホストに、UIDが504(Macでユーザーを作るとほぼ500番台となる)で、GIDが20(Macの通常権限グループ「staff」は20番)として、/Volumes/DISK1/backupのマウントを許可する場合は以下のようになる。
/Volumes/DISK1/backup -mapall=504:20 172.16.100.125
なお、[[Linux]]でよくある実装と異なり[[サブネットマスク]]による範囲指定は出来ない。複数のホストに接続を許可する場合はIPアドレスをスペースで区切って記述する。
===nfsdに設定を反映する===
/etc/exportsファイルを作成した直後のみ自動起動するが、すでにnfsdが起動している状態で編集を行った場合は以下のコマンドで設定を反映させる必要がある。
$ sudo nfsd update
==関連項目==
*[[Mac OS X/ユーザーやグループに関するUNIXのUIDやGIDを確認する]]
==参考文献==
{{reflist}}
{{stub}}
[[category:Mac OS X]]
[[Mac OS X]]のファイル共有は[[SMB]]または[[AFP]]が基本となり、[[NFS]]は表面的にはサポートされていない。
ただnfsd自体は存在しており、ターミナルから別途設定してやることで利用できるようになる。
==手順==
===UID,GIDを調べる===
$ dscl . -list /Users uid
$ dscl . -list /Groups gid
===/etc/exportsファイルを作る===
[[Mac OS X]]では/etc/exportsファイルを生成すると自動的にnfsdが立ち上がる仕組みとなっている。
/etc/exportsの書式は以下のようになっている。
/PATH -mapall=${uid}:${gid} ${ipaddr}
例えば、[[IPアドレス]]が172.16.100.125のホストに、UIDが504(Macでユーザーを作るとほぼ500番台となる)で、GIDが20(Macの通常権限グループ「staff」は20番)として、/Volumes/DISK1/backupのマウントを許可する場合は以下のようになる。
/Volumes/DISK1/backup -mapall=504:20 172.16.100.125
なお、[[Linux]]でよくある実装と異なり[[サブネットマスク]]による範囲指定は出来ない。複数のホストに接続を許可する場合はIPアドレスをスペースで区切って記述する。
===nfsdに設定を反映する===
/etc/exportsファイルを作成した直後のみ自動起動するが、すでにnfsdが起動している状態で編集を行った場合は以下のコマンドで設定を反映させる必要がある。
$ sudo nfsd update
==関連項目==
*[[Mac OS X/ユーザーやグループに関するUNIXのUIDやGIDを確認する]]
==参考文献==
{{reflist}}
{{stub}}
[[category:Mac OS X]]