「SPIRV-Reflect」の版間の差分
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$ spirv-reflect --yaml render_vs.spv | $ spirv-reflect --yaml render_vs.spv |
2022年11月4日 (金) 02:00時点における版
SPIRV-Reflect(コマンドはすべて小文字:spirv-reflect)とは、Vulkan SDKに含まれるツールのひとつで、SPIR-Vのバイトコードに含まれるデータ構造を表示するもの。
概要
GPUでシェーダーを実行する際にはシェーダー本体(プログラム)とデータ(変数)をCPUからGPUへ送る必要がある。 この際に「CPUから送り込まれた変数」と「シェーダーで使っている変数」のデータ構造が一致しないと当然ながら暴走する。
ただ、このデータ構造をプログラマーが自由に書いたソースコードから目視で取得するは大変な作業である。当然ながらシェーダーのソースコードを書き換えたら「データを送る処理」も書き換えなければならない。 間違いなくバグの温床になる。
そこで一度SPIRVにコンパイルした後に、そこから整形・整頓されたデータ構造を抽出しようというのがspirv-reflectである。。プログラマーが自由に書いたソースコードから抽出するよりマシ、「データを送る処理の書き換えも楽になる」だろうという代物である。
備考
spirv-reflectはyaml形式でのデータ構造の出力もできる。その情報から自前でデータベースでいうORMみたいなものを作り「データを送る処理」を全自動化するのが現実的な解決策であろう。たぶんこれが一番バグを減らせると思う。
$ spirv-reflect --yaml render_vs.spv