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'''エモやんの10倍プロ野球'''とは、野球を題材にしたファミリーコンピュータ向けゲーム。
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'''エモやんの10倍プロ野球'''とは、野球を題材にした[[ファミリーコンピュータ]]向け[[ゲーム]]である。正式名称は「[[エモやんの10倍プロ野球 セリーグ編]]」。発売元は[[ヘクトヘクト]]。発売日は1989年12月19日。
正式名称は「エモやんの10倍プロ野球 セリーグ編」。
 
発売元はヘクトヘクト。
 
発売日は1989年12月19日。
 
  
== 概要 ==
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==概要==
 
エモやんこと元プロ野球選手江本孟紀の監修。スポーツの評論家や選手が監修を手がけるゲームの先駆けにあたる。タイトルは江本のベストセラーだった『プロ野球を10倍楽しく見る方法』からきているものと思われるが意味不明。ふざけるな。
 
エモやんこと元プロ野球選手江本孟紀の監修。スポーツの評論家や選手が監修を手がけるゲームの先駆けにあたる。タイトルは江本のベストセラーだった『プロ野球を10倍楽しく見る方法』からきているものと思われるが意味不明。ふざけるな。
  
それまで野球ゲームの定番だった『野球に似ているアクションゲーム』に対抗して、リアルな投打の駆け引きを売り物にした。中でも打撃は相手の投手が投げるコースを予測し、タイミングを設定して打つというリアルさを追求した物ではあったが、非常に融通の利かないものでもあった(予測が外れた状態でスイングするとほとんどの確率で空振り、運が良くバットに当たっても凡退する)。これは後の野球ゲームでは改良されてごく当たり前の物になっている。しかしながら、ファミコンの性能の限界とアイデアのリアルすぎさ(実際の打撃や投球は配球を読んで行うことになるのだが、糞むずい難易度になりやがった。エモやんとヘクト氏ね。
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それまで野球ゲームの定番だった『野球に似ているアクションゲーム』に対抗して、リアルな投打の駆け引きを売り物にした。中でも打撃は相手の投手が投げるコースを予測し、タイミングを設定して打つというリアルさを追求した物ではあったが、非常に融通の利かないものでもあった(予測が外れた状態でスイングするとほとんどの確率で空振り、運が良くバットに当たっても凡退する)。これは後の野球ゲームでは改良されてごく当たり前の物になっている。しかしながら、[[ファミコン]]の性能の限界とアイデアのリアルすぎさ(実際の打撃や投球は配球を読んで行うことになるのだが、糞むずい難易度になりやがった。エモやんとヘクト氏ね。
  
== 登場チーム ==
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==登場チーム==
=== ダイコンズ ===
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===ダイコンズ===
 
1988年シーズンで優勝したチーム。前年優勝チームらしく投手力、打撃力ともにリーグトップクラスの実力を誇る強豪。ただし唯一の弱点がありそれは守備の心許無さである。
 
1988年シーズンで優勝したチーム。前年優勝チームらしく投手力、打撃力ともにリーグトップクラスの実力を誇る強豪。ただし唯一の弱点がありそれは守備の心許無さである。
  
=== カッポレズ ===
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===カッポレズ===
 
リーグ有数の投手力を持ち投手王国の名をほしいままにしているチーム。しかし、打線の破壊力が乏しいため2対0など「サッカーのようなスコアで勝つ」と説明書で揶揄される。
 
リーグ有数の投手力を持ち投手王国の名をほしいままにしているチーム。しかし、打線の破壊力が乏しいため2対0など「サッカーのようなスコアで勝つ」と説明書で揶揄される。
  
=== ジージャンズ ===
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===ジージャンズ===
 
リーグ最多優勝を誇る由緒正しいチーム。投手陣野手陣ともに一流の選手をそろえる強豪。しかし、若手の多いチーム事情ゆえか荒削りな部分も間々あるうえ正捕手が決まらないという弱点を持つ。
 
リーグ最多優勝を誇る由緒正しいチーム。投手陣野手陣ともに一流の選手をそろえる強豪。しかし、若手の多いチーム事情ゆえか荒削りな部分も間々あるうえ正捕手が決まらないという弱点を持つ。
  
=== スマイルズ ===
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===スマイルズ===
 
最強の打線を誇るチーム。その打線は1番から5番までホームランバッターでそろっており、プレイ内容次第ではこの5人で500本塁打を打つことも可能と言うほど。しかし、投手陣がいまいちパッとせず序盤から乱打戦になったり、リードが終盤にあっさり覆されるケースが多い。
 
最強の打線を誇るチーム。その打線は1番から5番までホームランバッターでそろっており、プレイ内容次第ではこの5人で500本塁打を打つことも可能と言うほど。しかし、投手陣がいまいちパッとせず序盤から乱打戦になったり、リードが終盤にあっさり覆されるケースが多い。
  
=== タイヤーズ ===
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===タイヤーズ===
 
投手陣、野手陣ともに駒は揃っているのだが、いかんせん小粒すぎるがゆえにいまいち勝ちきれないチーム。小粒ばかりが残る原因は毎年オフに起こるお家騒動が原因ではないかと説明書では指摘されている。
 
投手陣、野手陣ともに駒は揃っているのだが、いかんせん小粒すぎるがゆえにいまいち勝ちきれないチーム。小粒ばかりが残る原因は毎年オフに起こるお家騒動が原因ではないかと説明書では指摘されている。
  
=== ウェーブス ===
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===ウェーブス===
 
ここ20年優勝から遠ざかっている弱小チーム。にいうら、おかもる、えんどるら投手陣がそこそこ好投し機動力を生かして好機を作るものの、ポンタとパーチョ以外一発が期待できない貧弱な打線が好機を生かしきれないのがいつものパターン。
 
ここ20年優勝から遠ざかっている弱小チーム。にいうら、おかもる、えんどるら投手陣がそこそこ好投し機動力を生かして好機を作るものの、ポンタとパーチョ以外一発が期待できない貧弱な打線が好機を生かしきれないのがいつものパターン。
  
== 関連項目 ==
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==関連項目==
* [[生中継68]] - 本作品と同様のシステムを取り入れた、[[X68000]]専用のゲームソフト。後の実況パワフルプロ野球シリーズの原点にあたる。
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* [[シミュレーションプロ野球]] - 古田敦也監修のプロ野球シミュレーションゲームシリーズ。本作と同じく、[[ヘクト]]から発売されていた(後に[[NECインターチャネル]]に発売元が移る)。
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*[[生中継68]] - 本作品と同様のシステムを取り入れた、[[X68000]]専用のゲームソフト。後の実況パワフルプロ野球シリーズの原点にあたる。
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*[[シミュレーションプロ野球]] - 古田敦也監修のプロ野球シミュレーションゲームシリーズ。本作と同じく、[[ヘクト]]から発売されていた(後に[[NECインターチャネル]]に発売元が移る)。
  
 
[[category: ゲーム]]
 
[[category: ゲーム]]
 
[[category: クソゲー]]
 
[[category: クソゲー]]

2018年12月12日 (水) 05:46時点における版

エモやんの10倍プロ野球とは、野球を題材にしたファミリーコンピュータ向けゲームである。正式名称は「エモやんの10倍プロ野球 セリーグ編」。発売元はヘクトヘクト。発売日は1989年12月19日。

概要

エモやんこと元プロ野球選手江本孟紀の監修。スポーツの評論家や選手が監修を手がけるゲームの先駆けにあたる。タイトルは江本のベストセラーだった『プロ野球を10倍楽しく見る方法』からきているものと思われるが意味不明。ふざけるな。

それまで野球ゲームの定番だった『野球に似ているアクションゲーム』に対抗して、リアルな投打の駆け引きを売り物にした。中でも打撃は相手の投手が投げるコースを予測し、タイミングを設定して打つというリアルさを追求した物ではあったが、非常に融通の利かないものでもあった(予測が外れた状態でスイングするとほとんどの確率で空振り、運が良くバットに当たっても凡退する)。これは後の野球ゲームでは改良されてごく当たり前の物になっている。しかしながら、ファミコンの性能の限界とアイデアのリアルすぎさ(実際の打撃や投球は配球を読んで行うことになるのだが、糞むずい難易度になりやがった。エモやんとヘクト氏ね。

登場チーム

ダイコンズ

1988年シーズンで優勝したチーム。前年優勝チームらしく投手力、打撃力ともにリーグトップクラスの実力を誇る強豪。ただし唯一の弱点がありそれは守備の心許無さである。

カッポレズ

リーグ有数の投手力を持ち投手王国の名をほしいままにしているチーム。しかし、打線の破壊力が乏しいため2対0など「サッカーのようなスコアで勝つ」と説明書で揶揄される。

ジージャンズ

リーグ最多優勝を誇る由緒正しいチーム。投手陣野手陣ともに一流の選手をそろえる強豪。しかし、若手の多いチーム事情ゆえか荒削りな部分も間々あるうえ正捕手が決まらないという弱点を持つ。

スマイルズ

最強の打線を誇るチーム。その打線は1番から5番までホームランバッターでそろっており、プレイ内容次第ではこの5人で500本塁打を打つことも可能と言うほど。しかし、投手陣がいまいちパッとせず序盤から乱打戦になったり、リードが終盤にあっさり覆されるケースが多い。

タイヤーズ

投手陣、野手陣ともに駒は揃っているのだが、いかんせん小粒すぎるがゆえにいまいち勝ちきれないチーム。小粒ばかりが残る原因は毎年オフに起こるお家騒動が原因ではないかと説明書では指摘されている。

ウェーブス

ここ20年優勝から遠ざかっている弱小チーム。にいうら、おかもる、えんどるら投手陣がそこそこ好投し機動力を生かして好機を作るものの、ポンタとパーチョ以外一発が期待できない貧弱な打線が好機を生かしきれないのがいつものパターン。

関連項目