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[[iSCSI]]などを本格的に運用する場合には必須である。
 
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上位規格に[[カテゴリー7A]]という40Gbpsと100Gbpsを想定したものがあるが[[家電量販店]]などで市販されていないと思われる。
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上位規格に[[カテゴリ7A]]という40Gbpsと100Gbpsを想定したものがあるが[[家電量販店]]などで市販されていないと思われる。
 
カテゴリ7は家電量販店でも普通に販売されている。
 
カテゴリ7は家電量販店でも普通に販売されている。
  

2014年4月28日 (月) 03:59時点における最新版

カテゴリ7ケーブル英語:category seven cable、略称:Cat 7カテゴリ7)とは、イーサネットで使われるツイストペアケーブルの規格である。

英語では「ry」で終わる単語であるため、日本語におけるカタカナ表記は「カテゴリー」ではなく「カテゴリ」と長音を付けない。

概要[編集 | ソースを編集]

カテゴリ7の見た目はカテゴリ5カテゴリ6と同じであり上位互換性がある。 カテゴリ7は10Gbpsを100メートル以上引き回すことを想定したものであるが、グチャグチャに入り組んだ社内LANなどで1Gbpsで限界ギリギリに挑戦するために用いてもよい。電磁波バリバリの工場などでも力を発揮する。

iSCSIなどを本格的に運用する場合には必須である。

上位規格にカテゴリ7Aという40Gbpsと100Gbpsを想定したものがあるが家電量販店などで市販されていないと思われる。 カテゴリ7は家電量販店でも普通に販売されている。

STP必須[編集 | ソースを編集]

カテゴリ7のひとつ下位の規格であるカテゴリ6Aが「ケーブル全体をシールドする」という規格であったのに対して、カテゴリ7では「中の線も一本一本シールドする」という風にパワーアップしている。

カテゴリ7ではシールドで受けたノイズを逃がす機構が必要なのでSTPケーブルアース付き)が必須となっており、UTPケーブル(アースなし)は規定されていない。

このためアースが付いていないハブなどにCat 7のケーブルを繋ぐと、ノイズの逃げ場がなく溜まり、それが原因でエラーが頻発してデータの再送を繰り返し、逆に速度が出ないという現象が発生することがある。また、STP機器であっても電源などにアース線が繋がっていないと同様であるのは言うまでもない。

STP対応かを大雑把に確認するには、たとえばスイッチングハブであれば、LAN端子が金属製であり、コンセントが三本足かを確認すればよい。今やバッファローなどの家庭用のスイッチングハブでもSTP対応しているくらいだが、家庭用のブロードバンドルーターや旅行用の小型ハブはSTP非対応の機種も多いので注意する必要がある。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]