Bitzeny
BitZeny(ビットゼニー)とは、ビットコインをベースに、採掘アルゴリズムであるYescrypt 0.5、難易度調整アルゴリズムであるDarkGravityWave3を採用することで、一般的な家庭用PCのCPUのみでマイニングに参加できるよう設計された日本産暗号通貨である。
概要
BitZenyは日本のインターネット掲示板、2ちゃんねる(現5ちゃんねる)の仮想通貨板でテスト稼働が行われ、公開された暗号通貨である。[1]
開発当初[2]はGPUやFPGA、ASICを大量に使ってマイニングをさせることが主流であったが、CPU単体による採掘手段に限定して設計することで、マイニングへの参入そのものを容易にし、P2Pネットワークによる分散管理の特性をより引き出す試みを行った。
しかし、CPUマイナーを悪用して流行ったウイルステンプレート:要出典や、サービスの開発がほぼ行われなかったことで衰退した。
BitZenyの作者
作者[3][4]は現在まで不明で、発表から2014/11/21 00:19:55の記述を最後にその消息を絶っていた。テンプレート:要出典
2017/12/20 3:58にTwitterのアカウント[4]にて発言した[5]ことによってその生存が確認され、不在期間に発足された新開発チームとの邂逅を果たしている。[6]
新開発チームが開発を継続しリリースした最新のバージョン[7]と、作者がリリースした最後のバージョン[8]は異なっている。そのため、作者が活動を再開した現在[9]では、どちらのバージョンを最新とみなすべきか、また今後開発はどのようにすべきかを、新開発チームから作者に対してコンタクトを働きかけている[6]が、その会話内容は非公開である。
新開発チーム
個人が立ち上げたBitZenyフォーラム[10]で活動していた有志を中心に発足した開発チーム。[11][12]
BitZenyのオンラインウォレットサービス[13]を提供している人物[14]が、2度目以降の起動速度をコアウォレット内のデータベースをチェックする機能を付与することで改善したことがきっかけとなり誕生した。[11]
新開発チームは、GitHubでの組織を作成し[15]、作者がGithub上に残していたソースコードを元に、新しくリポジトリを作成し開発を始めた。[16]
新開発チームの主な議論・コミュニケーションの場所は、Bitzenyフォーラムとなっている。
バージョン2.0.x開発
新開発チームの中で、現状のBitZenyは、ベースにしたビットコインのバージョンが古く、セキュリテイ上・機能開発上でも問題があるといった意見があった。結果、当時の最新バージョンであるBitcoin Core 0.15をベースに、新しくBitZenyを開発することが決定した。[17]
しかし、述べたように、作者が活動を再開した現在[9]では、新バージョンがリリースされるかどうか等の問題が残っている。
脚注
- ↑ https://hope.5ch.net/test/read.cgi/cryptocoin/1414847690/
- ↑ 2014年10月末
- ↑ 判明しているGithubページ https://github.com/bitzeny
- ↑ 4.0 4.1 判明しているTwitterアカウント https://twitter.com/bitzeny
- ↑ https://twitter.com/bitzeny/status/943450636695113730
- ↑ 6.0 6.1 https://twitter.com/Nagesen_ch/status/943466518687268864
- ↑ バージョン1.2.1 https://github.com/BitzenyCoreDevelopers/bitzeny/releases/tag/z1.2.1
- ↑ バージョン1.1.0 https://github.com/bitzeny/bitzeny/releases/tag/z1.1.0
- ↑ 9.0 9.1 2018年1月現在
- ↑ BitZenyの話題に特化した掲示板サービス https://bitzeny.info
- ↑ 11.0 11.1 発足に至るスレッド https://bitzeny.info/d/19-bitzeny-core
- ↑ 発足した当時のフォーラムへの投稿 https://bitzeny.info/d/24-bitzeny/22
- ↑ 参照すべきなのかどうか不明
- ↑ @zenywallet(Twitter)
- ↑ Github オーガニゼーション https://github.com/BitzenyCoreDevelopers
- ↑ BitzenyCoreDevelopers/bitzeny https://github.com/BitzenyCoreDevelopers/bitzeny
- ↑ Bitzenyフォーラム上でのスレッド https://bitzeny.info/d/39-z2-0-x