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  最近これと似て非なる「ドス・アタック」という危険な技があみ出された。  
 
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  これは、「鉄砲玉」と呼ばれる命知らずが、対立サイトのサーバマシンの  
 
  これは、「鉄砲玉」と呼ばれる命知らずが、対立サイトのサーバマシンの  
 
  [[フロッピー・ディスク・ドライブ]]に [[MS-DOS]] のシステムディスクを突き刺し、  
 
  [[フロッピー・ディスク・ドライブ]]に [[MS-DOS]] のシステムディスクを突き刺し、  
  イジェクトボタンをむしり取ってからリセットボタンを押してくるという荒技で、
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  ターゲットにされた[[サーバ]]は、MS-DOS 専用マシンになってしまうという。  
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このDOS攻撃に対する対策は基本的に[[サーバーラック]]の強化などの物理的な改善を行い、攻撃者による[[コンピューター]]への物理的な[[不正アクセス]]を抑止するのが効果的である。
 
このDOS攻撃に対する対策は基本的に[[サーバーラック]]の強化などの物理的な改善を行い、攻撃者による[[コンピューター]]への物理的な[[不正アクセス]]を抑止するのが効果的である。
  
万が一セキュリティホールを突かれた際に被害を最小限に食い止めるという意味では、物理的なイジェクトボタンを持つ[[フロッピーディスクドライブ]]を搭載しない、もしくは[[SuperDisk]]や[[HiFD]]などのイジェクトボタンがソフトウェア制御になっている製品を使用するのも対策のひとつである。
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万が一[[セキュリティホール]]を突かれた際に被害を最小限に食い止めるという意味では、物理的な[[イジェクトボタン]]を持つ[[フロッピーディスクドライブ]]を搭載しない、もしくは[[SuperDisk]]や[[HiFD]]などの[[イジェクトボタン]]がソフトウェア制御になっている製品を使用するのも対策のひとつである。
  
 
近年では[[光学ドライブ]]や[[USBメモリー]]からの[[ブート]]などが一般的になった関係で、[[フロッピーディスク]]を見かけることも少なくなり、少なくともイジェクトボタンをむしり取られるという最悪の事態は減少傾向にある。
 
近年では[[光学ドライブ]]や[[USBメモリー]]からの[[ブート]]などが一般的になった関係で、[[フロッピーディスク]]を見かけることも少なくなり、少なくともイジェクトボタンをむしり取られるという最悪の事態は減少傾向にある。
  
DOS攻撃の核となるツールである[[DOS]]は、かつては[[MS-DOS]]などの商用製品ばかりであったが、現在では[[FreeDOS]]が[[オープンソース]]な[[フリーソフト]]として開発および配布されており、より身近な存在となっており、その危険性は増加傾向にあると言える。
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DOS攻撃の核となる[[ツール]]である[[DOS]]は、かつては[[MS-DOS]]などの商用製品ばかりであったが、現在では[[FreeDOS]]が[[オープンソース]]な[[フリーソフト]]として開発および配布されており、より身近な存在となっており、その危険性は増加傾向にあると言える。
  
 
なお、このDOS攻撃の具体的な事例は他に報告されておらず、被害総額も未知数であるが、サービス停止による損害に加え、ハードウェア損傷による物理的な損害も発生するため、かなりの大損害となる可能性がある。
 
なお、このDOS攻撃の具体的な事例は他に報告されておらず、被害総額も未知数であるが、サービス停止による損害に加え、ハードウェア損傷による物理的な損害も発生するため、かなりの大損害となる可能性がある。
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== 関連項目 ==
 
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* [[DoS攻撃]] - あいまい
 
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* [[セキュリティー]]
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2012年12月5日 (水) 15:04時点における版

DOS攻撃(Disk Operating System Attack,どすあたっく)とは、2ちゃんねるで考案された恐るべき攻撃手法である。

概要

セキュリティホールを突いてコンピュータシステムをサービス不能に陥れる、 
DoSDenial of Service)アタックと呼ばれるクラッキングが知られているが、 
最近これと似て非なる「ドス・アタック」という危険な技があみ出された。 

これは、「鉄砲玉」と呼ばれる命知らずが、対立サイトのサーバマシンの 
フロッピー・ディスク・ドライブMS-DOS のシステムディスクを突き刺し、 
イジェクトボタンをむしり取ってからリセットボタンを押してくるという荒技で、 
ターゲットにされたサーバは、MS-DOS 専用マシンになってしまうという。 

最近この攻撃を受けたサーバ管理者のひとりは、 
「Xeon 2GHz で動く DOS は悪夢のように速かった……」と、 
未だ茫然自失状態を脱していない。

[1]

対策

このDOS攻撃に対する対策は基本的にサーバーラックの強化などの物理的な改善を行い、攻撃者によるコンピューターへの物理的な不正アクセスを抑止するのが効果的である。

万が一セキュリティホールを突かれた際に被害を最小限に食い止めるという意味では、物理的なイジェクトボタンを持つフロッピーディスクドライブを搭載しない、もしくはSuperDiskHiFDなどのイジェクトボタンがソフトウェア制御になっている製品を使用するのも対策のひとつである。

近年では光学ドライブUSBメモリーからのブートなどが一般的になった関係で、フロッピーディスクを見かけることも少なくなり、少なくともイジェクトボタンをむしり取られるという最悪の事態は減少傾向にある。

DOS攻撃の核となるツールであるDOSは、かつてはMS-DOSなどの商用製品ばかりであったが、現在ではFreeDOSオープンソースフリーソフトとして開発および配布されており、より身近な存在となっており、その危険性は増加傾向にあると言える。

なお、このDOS攻撃の具体的な事例は他に報告されておらず、被害総額も未知数であるが、サービス停止による損害に加え、ハードウェア損傷による物理的な損害も発生するため、かなりの大損害となる可能性がある。

関連項目

参考文献

外部リンク