「MySQL Connector/NET」の版間の差分

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* Addr
 
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* Network Address
 
* Network Address
デフォルト値は「localhost」。
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デフォルト値:localhost
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接続先サーバーを指定する。
  
 
接続先サーバーに「localhost」が指定されており、かつ[[UNIX]]上の[[Mono]]で動いている場合は、[[BSDソケット]]([[TCP/IP]])ではなく[[UNIXソケット]]([[プロセス間通信]])を使おうと試みる。
 
接続先サーバーに「localhost」が指定されており、かつ[[UNIX]]上の[[Mono]]で動いている場合は、[[BSDソケット]]([[TCP/IP]])ではなく[[UNIXソケット]]([[プロセス間通信]])を使おうと試みる。
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Server=サーバーアドレス1 & サーバーアドレス2 & サーバーアドレス3;  
 
Server=サーバーアドレス1 & サーバーアドレス2 & サーバーアドレス3;  
 
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=== データベースの指定 ===
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* Initial Catalog
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デフォルト:mysql
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初期状態で使用するデータベース名を指定する。
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MySQLのデータベース名は大文字小文字を区別するので注意すること。
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接続後は「use データベース名;」というクエリーを実行することで切り替えれる。
  
 
== 備考 ==
 
== 備考 ==

2012年3月29日 (木) 07:33時点における版

MySQL Connector/NETとは、.NET Frameworkを用いたアプリからMySQLデータベースサーバーに接続するためのADO.NETプロバイダー(ライブラリ)である。

インストール

通常

  • mysql-connector-net-version-noinstall.zip をダウンロードする。
http://www.mysql.com/downloads/connector/net/#downloads


  • ダウンロードしたファイルを展開する。
$ unzip mysql-connector-net-version-noinstall.zip -d mysql-connector-net-version-noinstall


  • 展開したディレクトリの中からmysql.data.dllファイルを探し出し、Monoで作ったアプリのインストールフォルダにコピーする。
$ find . -name mysql.data.dll
./v4/mysql.data.dll
./v2/mysql.data.dll

2012年3月5日時点で最新バージョンとなっていたmysql-connector-net-6.4.4-noinstall.zipの中には、v2/mysql.data.dllとv4/mysql.data.dllの2個あったが、名前から推測するに、たぶん.NET Framework 2.0と4.0用だと思うので、とりあえずv4/mysql.data.dllを入れてみた。

GACに登録しておく場合

Connector/NET コンポーネントを、gacutil コマンドで Global Assembly Cache に登録する :

$ gacutil /i MySql.Data.dll
Installed mysql.data.dll into the gac (/opt/novell/mono/lib/mono/gac)

インストールが完了すれば、Connector/NET コンポーネントとコンパイルされたアプリケーションは以後変更する必要はありません。しかし、アプリケーションをコンパイルする際、-r:MySqlData.dll コマンドライン オプションを使用して Connector/NET コンポーネントを確実に含むようにしてください。

ConnectionString

ConnectionStringの設定例を示す。

ConnectionStringに設定する項目名は宗教上の理由および政治上の理由により、同じ意味の異なる語句が大量に存在しており非常に紛らわしい。最新でもなく全てを網羅しているわけでもないのでMySQL公式サイト上のマニュアルを見るのが一番確実だが現在は英文しか用意されていないという[1]

標準的な設定

MySQLサーバーの設定をいじってポート番号を変えてある場合はポート番号を明示する。 Portを省略するとMySQLデフォルトの3306番ポートが使用される。

Server=サーバーアドレス;Database=データベース名;Uid=ユーザー名;Pwd=パスワード;Port=ポート番号;

接続先サーバーの指定

  • Host
  • Server
  • Data Source
  • DataSource
  • Address
  • Addr
  • Network Address

デフォルト値:localhost

接続先サーバーを指定する。

接続先サーバーに「localhost」が指定されており、かつUNIX上のMonoで動いている場合は、BSDソケットTCP/IP)ではなくUNIXソケットプロセス間通信)を使おうと試みる。

Server=サーバーアドレス;

接続先サーバーをアンパサンド(&)で区切りで複数指定すると、すべてをレプリケーションサーバー(スレーブ)として自動的に負荷分散してくれる。なおMySQLはマスター・スレーブな非同期レプリケーションが大前提であり、アンパサンドで繋ぐ書き方は複数のスレーブサーバーを列挙する書き方なので、こいつに対してINSERT/UPDATE/DELETEなどの書き込みに使ってはいけない。あくまでSELECT専用。別途マスターサーバーを指定したConnectionStringを用意しておくこと。

Server=サーバーアドレス1 & サーバーアドレス2 & サーバーアドレス3;

データベースの指定

  • Initial Catalog
  • Database

デフォルト:mysql

初期状態で使用するデータベース名を指定する。 MySQLのデータベース名は大文字小文字を区別するので注意すること。 接続後は「use データベース名;」というクエリーを実行することで切り替えれる。

備考

関連項目

外部リンク