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古代祐三
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== 来歴 == 3歳でピアノ、5歳でヴァイオリンを学ぶ。 8歳頃からピアニストの母の友人だった久石譲に師事し、その下でインプロヴィゼーション(即興演奏)、ソルフェージュ(聴音)等の基礎的な音楽訓練を受ける<ref>[http://www.2083.jp/contents/201307yuzo_koshiro/page_01.html 「ザ・ゲームミュージック・コンポーザー 〜古代祐三インタビュー〜」]</ref><ref>[http://www.redbullmusicacademy.jp/jp/magazine/yuzo-koshiro-interview 「古代祐三インタビュー」]</ref>。 === 電波新聞社 === 高校生の時、[[電波新聞社]]に自作のゲームミュージック(を演奏する[[プログラム]])を持ち込んだ事で、同社出版のコンピューター誌『[[マイコンBASICマガジン]]』の音楽担当となりライター活動を行う。「YK-2」名義でゲームミュージックのパソコン向けプログラムを多数発表した他、いくつか[[ゲーム]]のレビューも掲載されている。また並行して、即売会での頒布を中心とした『100円ディスクシリーズ』<ref>[https://web.archive.org/web/19990209045943/http://www.zener.co.jp/onitama/museum/100yen.htm 「100円ディスクシリーズ」](1999年2月9日時点のインターネットアーカイブ|アーカイブ)</ref>(おにたま|ONION software) 等の制作に参加した。 === 日本ファルコム === 高校を卒業した1986年、[[日本ファルコム]]にアルバイトとして入社し、商業作曲家としての活動を開始する。同社採用試験の際に持ち込んだ楽曲が『[[ザナドゥ・シナリオ2]]』で使用され、同作がデビュー作となる。以降、『[[ロマンシア]]』(オープニング曲)、『[[ドラゴンスレイヤーIV]]』等への楽曲提供を経て、1987年、ファルコムの代表作『[[イースI]]』(オリジナル版、PC-8801mkIISRシリーズ)にてほぼ全曲を担当し、音源 ([[YM2203]]) の特性を巧みに活かした斬新なサウンドが高い評価を受ける。イースのヒットにより、同業者に与えた影響は極めて大きく、多数のフォロワーが出現した。それまで一般的に馴染の無かった「ゲームミュージックコンポーザー」という職種を世間的に認知させる第一人者となる。『[[ソーサリアン]]』では自身が開発した[[FM音源]]ドライバ「[[MUCOM88]]」を導入するなどし、メインコンポーザーとしてシステム・基本シナリオの全59曲中40曲あまりを担当した。その後、『[[イースII]]』への参加を最後に、約2年の在籍期間をもってフリーランスに転じた。 === フリーランス === 1988年、フリーになって初の発表作である『[[ザ・スキーム]]』([[ボーステック]])では、いち早くPC-8801用拡張音源「'''サウンドボードII'''」([[YM2608]]) に対応し、[[ADPCM]]を積極的に利用した重厚なサウンドが話題を呼んだ([[ゲーム]]よりサウンドトラックCDの方が売れたという逸話がある<ref>「古代祐三 BEST COLLECTION vol.1」(VGCD-0081)ブックレット掲載プロフィールより。</ref>)。その他に、サウンドボードII対応作品として作曲した『[[ミスティ・ブルー]]』([[エニックス]])等があり、サウンドトラックCDも発売され人気を集めた。 1990年、発表されて間もない[[スーパーファミコン]]用ソフト『[[アクトレイザー]]』([[エニックス]])にて、自身初となるオーケストラ調の楽曲を発表。従来の古代が使ってきた物とは概念の異なる[[ハードウェア]]に苦労しつつも、[[ソフトウェア]]/[[ハードウェア]]に対する理解と[[ゲーム]]のBGMを作成する際の制約を熟知する古代ならではの、当時としてはリアルな金管・木管楽器の音色を実現した。サウンドトラックのライナーノーツでゲーム評論家の[[山下章]]は、『第2回[[初心会]]』で「並び立つ強力ソフト群を押さえ、間違いなく[[初心会]]の会場を独占していた」と記述し、「『[[アクトレイザー]]』のゲーム・カートリッジの中には、間違いなくオーケストラがいる」と評している。この楽曲群に対し『[[ファイナルファンタジー]]シリーズ』の作曲者の[[植松伸夫]]が、「『[[アクトレイザー]]』の楽曲は業界内で一つの"事件"だった」と、『[[ファミ通]]』や同誌発行元の[[エンターブレイン]]社主催のゲーム音楽コンサートのステージ上などにおいて度々述べている。具体的なエピソードとしては、[[スクウェア]] 社の『[[ファイナルファンタジーIV]]』サウンド開発チームが、[[アクトレイザー]]の音色に強い衝撃を受けた事から、ソフト開発終盤にも関わらず音源ドライバと音色の作り直しを行った<ref>志田英邦『ゲーム・マエストロ VOL.3 コンポーザー編』毎日コミュニケーションズ、2001年、p.76。植松伸夫のインタビュー中の発言。</ref>、という形で長らく語られていた。但し、2012年の『FINAL FANTASY展』で[[植松本人]]により、その噂は尾ひれの付いた大げさな表現であり、実際には音色をサンプリングしなおした程度であると訂正された<ref name="game watch">[http://game.watch.impress.co.jp/docs/news/20120903_557187.html FF展レポート「FFVII 15周年記念ステージ」 & 「植松伸夫トークステージ」「FFVII」から「FF音楽」まで、ゲームファン必見のトーク満載でお届け!!]</ref><ref name="4gamer">[http://www.4gamer.net/games/182/G018232/20120903048/ FFシリーズのオーケストラコンサート「Distant Worlds」は年末開催。植松伸夫氏がFF25年のエピソードを披露したトークイベントをレポート]</ref>。その上で植松は「でもね、やっぱり当時は勝てなかったよ。『アクトレイザー』は当時のスーパーファミコンの中ではダントツで良かったね」と古代を称賛している<ref name="game watch"/><ref name="4gamer"/>。 1991年、[[メガドライブ]]用ゲームソフト『[[ベア・ナックル]]』([[セガ]])シリーズ等に楽曲を提供する。同シリーズにおいて、当時ゲーム業界では極めて珍しかったハウス・テクノ等のダンス・ミュージックを他者に先んじてゲーム音楽に持ち込み、先鞭をつけた。技術面においても様々な試みを行い、[[マッキントッシュ]]用のランダムフレーズ生成ソフト『M(エム)』に影響を受けて、自作の音源ドライバに同様の機能を搭載して自動生成したフレーズをモチーフとした楽曲作成を行うなど、ゲーム音楽に対して常に独自のアプローチを行い、新しい要素を取り入れた。 2004年には、高校時代の同級生がプロデューサーを務めるレースゲーム『[[湾岸ミッドナイト MAXIMUM TUNE]]』で、自身初となる[[アーケードゲーム]]にも進出。また、それまではインストゥルメンタルの楽曲制作が主体であったが、2005年には『[[NAMCO x CAPCOM]]』で初の歌物(「すばらしき新世界」:歌 flair)を発表。翌年2006年には[[コナミ]]社の代表的なタイトルである『[[悪魔城ドラキュラ ギャラリー オブ ラビリンス]]』シリーズにも楽曲を提供する等、意欲的に新しい取り組みを行った。 2012年には、ゲームミュージックの演奏を目的とした日本初のプロオーケストラ集団「社団法人[[日本BGMフィルハーモニー管弦楽団]]」(現・[http://jagmo.jp/ JAGMO])の発起人・市原雄亮の要請を受け、[[遠藤雅伸]]と共に同オーケストラの代表理事に就任。現在は遠藤と共にJAGMO名誉会長を務める。 2013年には、テレビアニメ『[[銀河機攻隊 マジェスティックプリンス]]』の二期オープニングテーマを手がけ、ゲーム以外の仕事も始めている。 現在も第一線で活動するベテランゲーム作曲家の1人である。
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