「冗長化」を編集中
ナビゲーションに移動
検索に移動
この編集を取り消せます。 下記の差分を確認して、本当に取り消していいか検証してください。よろしければ変更を保存して取り消しを完了してください。
最新版 | 編集中の文章 | ||
1行目: | 1行目: | ||
− | '''冗長化''' | + | '''冗長化'''(じょうちょうか)とは、事故災害などのリスクに備え、[[冗長]]に予備機材や予備回線を用意しておくことである。 |
== 概要 == | == 概要 == | ||
10行目: | 10行目: | ||
=== ソフトウェア === | === ソフトウェア === | ||
− | + | また、冗長化は[[ハードウェア]]のみならず、[[ソフトウェア]]の開発時や[[システム]]の運用時の人的リソースについても同様である。 | |
− | + | 昨今では、この点を説明しないIT企業、またはそもそも理解していない者が[[ソフトウェア]]の開発案件を受注するケース多く、そのようなケースでは主力[[プログラマー]]の事故病気や、[[デスマーチ]]の発生などにより[[IT土方]]不足に陥ると、緊急招集された追加人員への説明や指導なども時間的な制約で追いつかず破綻するという事も多い。いわゆる「[[人月の神話]]」に書かれているそのものな状況である。 | |
− | また、効率化を突き詰めるあまり、複雑な構成([[密結合]] | + | また、効率化を突き詰めるあまり、複雑な構成([[密結合]])にしすぎて天才的技術者がひとり抜けた後に発生したトラブルで誰も直せず崩壊した、などという目も当てられない事態に陥っている[[案件]]も非常に多いのも事実である。 |
まっとうな企業の見分け方としては、例えば[[ペアプログラミング]]を実践しているなどの複数のチェックポイントはあるのだが、それらの現場レベルは発注者側からは見えにくいのも事実である。 | まっとうな企業の見分け方としては、例えば[[ペアプログラミング]]を実践しているなどの複数のチェックポイントはあるのだが、それらの現場レベルは発注者側からは見えにくいのも事実である。 | ||
== 価格的な側面 == | == 価格的な側面 == | ||
− | 冗長化には非常にお金がかかる。たとえば[[ | + | 冗長化には非常にお金がかかる。たとえば[[RAID-1]]を用いて[[HDD]]を冗長化するにしても、[[HDD]]は2個必要であり、さらにそれを制御する機構も必要となるため、最低でも2倍3倍以上の出費を余儀なくされる。いわゆる冗長化を突き詰めれば費用は倍々ゲームで増えるのである。 |
− | ちなみに金融機関などの絶対に万が一が許されない分野では、[[データセンター]]まるごと冗長化されているのが一般的である。この[[データセンター]]レベルの冗長化の技術的な敷居は[[Amazon EC2]] | + | ちなみに金融機関などの絶対に万が一が許されない分野では、[[データセンター]]まるごと冗長化されているのが一般的である。この[[データセンター]]レベルの冗長化の技術的な敷居は[[Amazon EC2]]などの登場で中小企業でも利用できる環境は整いつつあるが、それでも中小企業では金銭的に難しい話なのは変わりない。 |
− | + | なお、不毛な価格競争を行っている企業などでは目下の見積書を安くするため、冗長化が省かれていることが多い。冗長化を怠った末に最終的に被害を受けるのは発注者(利用者)側であり、ただ「安い」という理由で採用するのは非常に危険である。「なぜ冗長化が必要なのか?」「なぜバックアップが必要なのか?」を聞いてもいないのに熱く語ってくるくらいが丁度よく、「どの程度まで必要なのか?」を前もって徹底して話し合うこと重要であり、そのバランス感覚をしっかりと説明できるところに発注しよう。 | |
− | |||
− | |||
== 主な冗長化技術 == | == 主な冗長化技術 == | ||
31行目: | 29行目: | ||
* [[リダンダント電源]] - [[コンピューター]]の[[電源]]に対する冗長化技術。 | * [[リダンダント電源]] - [[コンピューター]]の[[電源]]に対する冗長化技術。 | ||
* [[リンクアグリゲーション]] - [[LAN]]などの[[ネットワーク回線]]に対する冗長化技術。 | * [[リンクアグリゲーション]] - [[LAN]]などの[[ネットワーク回線]]に対する冗長化技術。 | ||
− | |||
* [[フェイルオーバークラスター]] | * [[フェイルオーバークラスター]] | ||
− | |||
== 関連項目 == | == 関連項目 == |