「TLC NAND」の版間の差分

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'''TLC NAND'''(語源:Triple Level Cell)とは、[[NAND型フラッシュメモリ]]のうち、1つのセルで3[[ビット]]を表現するもののことである。
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'''TLC NAND'''(語源:Triple Level Cell)とは、[[NAND型フラッシュメモリ]]のうち、1つのセルで3[[ビット]]を表現するもののことです。
  
 
==概要==
 
==概要==
TLC NANDは1セルで3[[ビット]]もの[[データ]]を保持できる。[[コンピューター]]の基本として1[[ビット]]増えるごとにデータ量は2倍になるので、1セル2ビットの[[MLC NAND]]の2倍、1セル1ビットの[[SLC NAND]]の4倍ものデータ量を保持できる。
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TLC NANDは1セルで3[[ビット]]もの[[データ]]を保持できます。[[コンピューター]]の基本として1[[ビット]]増えるごとにデータ量は2倍になるので、TLC NANDでは1セル2ビットの[[MLC NAND]]の2倍、1セル1ビットの[[SLC NAND]]の4倍ものデータ量を保持できます。
  
ただし浮遊ゲートにある[[電子]]の蓄積量、つまり[[電荷]]の量であり、単純なオンオフで表せる[[SLC]]のように単純ではなく、どうしても壊れやすい製品になってしまう。しかしながら2015年時点では総書込保証([[TBW]])が220TB程度まで向上しており、よほど特殊な環境でなければ問題になることはなくなった。
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ただし浮遊ゲートにある[[電子]]の蓄積量、つまり[[電荷]]の量であり、単純なオンオフで表せる[[SLC]]のように単純ではなく、どうしても壊れやすい製品になってしまいます。
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しかしながら2015年時点では総書込保証([[TBW]])が220TB程度まで向上しており、よほど特殊な環境でなければ問題になることはなくなりました。それをうけてTLC NANDを採用したSSDは2015年の年末商戦に一斉に発売しました。
  
 
==関連項目==
 
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==参考文献==
 
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2024年5月14日 (火) 01:16時点における最新版

TLC NAND(語源:Triple Level Cell)とは、NAND型フラッシュメモリのうち、1つのセルで3ビットを表現するもののことです。

概要[編集 | ソースを編集]

TLC NANDは1セルで3ビットものデータを保持できます。コンピューターの基本として1ビット増えるごとにデータ量は2倍になるので、TLC NANDでは1セル2ビットのMLC NANDの2倍、1セル1ビットのSLC NANDの4倍ものデータ量を保持できます。

ただし浮遊ゲートにある電子の蓄積量、つまり電荷の量であり、単純なオンオフで表せるSLCのように単純ではなく、どうしても壊れやすい製品になってしまいます。

しかしながら2015年時点では総書込保証(TBW)が220TB程度まで向上しており、よほど特殊な環境でなければ問題になることはなくなりました。それをうけてTLC NANDを採用したSSDは2015年の年末商戦に一斉に発売しました。

関連項目[編集 | ソースを編集]