「10NES」の版間の差分
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北米版10NESは単なる[[コピープロテクト]]であるが、欧州版10NESは[[リージョンコード]]を含んだものにパワーアップしており、同じ国で販売されたNES本体とNESカセットの組み合わせでなければ動かないようになっている。後に欧州で[[プレイステーション]]が一大勢力となった背景にはこの厳しすぎた[[リージョンプロテクト]]への怒りが大きいとも言われている。 | 北米版10NESは単なる[[コピープロテクト]]であるが、欧州版10NESは[[リージョンコード]]を含んだものにパワーアップしており、同じ国で販売されたNES本体とNESカセットの組み合わせでなければ動かないようになっている。後に欧州で[[プレイステーション]]が一大勢力となった背景にはこの厳しすぎた[[リージョンプロテクト]]への怒りが大きいとも言われている。 |
2021年7月27日 (火) 05:11時点における版
10NESとは、任天堂が「Nintendo Entertainment System (NES)」に搭載したコピープロテクトである。
この機構はスーパーファミコンやNintendo 64などにも採用された。
北米版10NESは単なるコピープロテクトであるが、欧州版10NESはリージョンコードを含んだものにパワーアップしており、同じ国で販売されたNES本体とNESカセットの組み合わせでなければ動かないようになっている。後に欧州でプレイステーションが一大勢力となった背景にはこの厳しすぎたリージョンプロテクトへの怒りが大きいとも言われている。
NESのカセット端子はファミコンにはない4本の信号線(IN、OUT、CLOCK、RESET)が追加されており、そこに10NESが繋がるようになっている。
10NESが不正コピーを検出すると1Hz周期(1秒間隔)でリセットボタンを押してくるのでゲームができないという構造になっている。なお、10NESの発動は非常に厳格で、正規品のカセットであっても前述の4本の信号線のうちどれかひとつでも接触不良になると誤作動してしまう。
米国特許4,799,635号。この特許は2006年1月24日に失効したが、完全なクローンに対しては著作権が有効なので注意しよう。