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+ | OpenALはOpenGLと同様に右手直交座標系(RHS)を使用し、正面デフォルトビューにおいて、X(親指)は右を、Y(人差し指)は上を、Z(中指)はカメラの方を指している。 | ||
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+ | * [[Vulkan]]ではY座標の符号を反転させる。 | ||
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+ | [[category: OpenAL]] | ||
+ | [[category: OpenTK]] |
2022年4月15日 (金) 05:20時点における最新版
OpenAL(おーぷんえーえる)とは、クロスプラットフォームに対応した3DオーディオAPIである。
3Dオーディオ向けではあるが3D関連を無視すれば2Dオーディオとしても使え、 Windows、Linux、macOSなどのPC系のみならず、iOS、Android、Raspberry Piなどまで対応している数少ないオーディオAPIである。
ただし非常に低レベルである点が難点ではある。
概要[編集 | ソースを編集]
OpenALはOpenGLと名称が似ているが、まったくの別団体が管理する別物である。 OpenALのAPIの命名規則なども「古いOpenGL」に非常に似ている。 なんでそんなクソな部分まで似せたのか理解に苦しむ。
もともとはロキソフトウェアがWindowsのゲームをLinuxに移植するために開発・公開したオープンソースのライブラリであった。OpenALは「ゲーム向け」ということもあり「即応性」と「3Dオーディオ」などを中心に進化した。「WindowsのDirectSoundみたいなものをLinuxにも作ろう」というコンセプトのものだ。
ロキソフトウェアの倒産後はクリエイティブテクノロジーが権利を取得し、オープンソースを止めプロプライエタリなライブラリとなり、同社のSound Blaster X-Fi専用APIとなった。そのクリエイティブテクノロジーも2010年くらいを最後に使っていない。
OpenALがオープンソースではなくなったことをうけ「OpenAL Soft」というプロジェクトが立ち上がり誰かが改良を続けている。なお、Direct3DやOpenGLなどの3DCG分野とは異なり3Dオーディオはそんなに技術革新も起きておらず、今なお最新のOpenAL Softではなくオープンソース時代の最後のバージョンである「OpenAL 1.1」を使っているプロジェクトも多い。
macOS[編集 | ソースを編集]
macOS Catalina 10.15でOpenALは「非推奨」となった。
.NET[編集 | ソースを編集]
オーディオ周りが貧弱な.NETではWindows依存のNAudioやSlimDXのDirectSoundやXAudio2のラッパーくらいしか存在しない。 そのような状況下でOpenALのラッパーも含まれる「OpenTK」が唯一無二の「マルチプラットフォーム対応」なオーディオライブラリとなっている。
Xamarin.iOSやXamarin.Androidでも問題なく使えるというか、Xamarin系ではプロジェクト新規作成時に問答無用で追加される標準ライブラリとなっている。.NET CoreのコンソールプロジェクトでもNuGetからOpenTKのパッケージ追加すればLinuxやmacOSでも問題なく動作する。
なお、もう少し高レベルなライブラリの方を使いたい場合は「SharpAudio」あたりを参考に自作した方がいいぞ。
座標系[編集 | ソースを編集]
OpenALはOpenGLと同様に右手直交座標系(RHS)を使用し、正面デフォルトビューにおいて、X(親指)は右を、Y(人差し指)は上を、Z(中指)はカメラの方を指している。