「Amlogic S905X4」の版間の差分
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2023年4月7日 (金) 12:56時点における最新版
Amlogic S905X4とは、米国Amlogic社が2020年7月ごろから出荷開始したSoCである。
主な変更点[編集 | ソースを編集]
S905X4はS905X3のマイナーチェンジでありCPUやGPUなどは性能的にはほとんど変わっていません。CPUのブーストクロックが少し上がったくらいです。
主な違いは「ニューラルエンジン」が削除され、代わりに「AV1のハードウェアデコーダー」が搭載されたという点です。こんなSoCで人工知能なんて誰も使わなかったのでしょう。
CPU[編集 | ソースを編集]
- Cortex-A55, 2.0GHz, x4
CPUの動作周波数はS905X3が最大1970MHzなのに対して、S905X4は最大2180MHzに向上している。ただしカタログスペックではどちらも「2.0GHz」になっている。さすがアメリカ製だ。小数点以下なんて誤差だ。
GPU[編集 | ソースを編集]
- ARM Mali-G31 , 850MHz, x2
GPU自体は変更ないがVulkanのAPIバージョンが1.0から1.1になっている。つまりデバイスドライバーの新しくなった。そもそもAndriodのゲームでVulkanを使っているものはほとんどないのであんまり深く考える必要性はない。
暗号化エンジン[編集 | ソースを編集]
S905X4では暗号化エンジンに「RSA」が加わった。使える暗号化エンジンはAES, TDES, SHA-1, SHA-2, HMAC, SM4, RSAである。
人工知能[編集 | ソースを編集]
S905X3の目玉機能であったニューラルエンジンはS905X4ではバッサリ削除されている。こんなローエンドチップで人工知能をやろうとする変人はさすがにいなかったらしい。
ビデオデコーダー[編集 | ソースを編集]
S905X4では新たに「AV1のハードウェアデコーダー」が搭載された。こいつを使うことで「4K、10ビット、プログレッシブ」という条件でも120fpsを叩き出せるとしている。一般的な60fpsではなく無駄に120fpsにしてくるあたりがさすがアメリカ製だ。でかいのは正義だ。
そんな動画が実際にあるのかは知らんがAV1はNetflix、Amazon Prime Video、YouTubeなどがすでにサポート開始しており、これらを視聴するときの負荷が劇的に下がるだろう。
Amlogic製品といえばAndroid TV BOXであり、S905X4の最大の変更点は間違いなくこれだ。
オーディオプロセッサー[編集 | ソースを編集]
「2xHiFi4 Acoustic/Audio DSP」なるものが搭載されたらしい。よくわからん。
主な製品[編集 | ソースを編集]
関連項目[編集 | ソースを編集]
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