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SwiftShader

1,849 バイト追加, 2023年11月2日 (木) 07:59
ページの作成:「'''SwiftShader'''(すいふとしぇーだー)とは、Googleオープンソースのもとで開発しているVulkanCPU上で動かすデバ…」
'''SwiftShader'''(すいふとしぇーだー)とは、[[Google]]が[[オープンソース]]のもとで開発している[[Vulkan]]を[[CPU]]上で動かす[[デバイスドライバー]]です。

SwiftShaderを使うことで[[Vulkan]]に対応したい[[GPU]](を搭載した[[ビデオカード]])がなくても、[[CPU]]上で[[Vulkan]]対応の仮想ビデオカードを使えるという代物です。当然ながらSwiftShaderの激遅です。

その用途は[[Vulkan]]の「理想的な動作」を確認するためのものです。Vulkanは最近でこそ[[Steam Deck]] ([[Steam OS]])などでも使われだしましたが永らくAndroid専用みたいな感じでした。Android向けのGPU(SoC)はPC向けとは比べ物にならないほど種類が多く、しかもそれらのVulkanの挙動がメチャクチャという問題がありました。

これが原因で不具合が出た際に「アプリが悪いのか」「GPUがクソなのか」の判断に困ることがありました。

そこで登場したのが「めっちゃ遅いが完璧な動作をするSwiftShader」です。たとえば、あるVulkanを使った[[アプリ]]を開発していて不具合が出たとします。その際にSwiftShaderでは正常に動くが特定のGPUでは正常に動かない場合は「[[プログラム]]は悪くない」「[[GPU]]がクソ」と判断できます。

== 備考 ==
[[スマホ]]で[[Snapdragon]]の採用が多くなったのもVulkanの実装がメチャクチャなのが原因です。アプリ開発者だけでなくスマホ利用者にも「[[ゲーム]]するなら[[Snapdragon]]が安心」という風潮が根付いたせいです。ただその[[Snapdragon]](の[[Adrenoシリーズ]])ですら[[不具合]]が結構な頻度で発見されています。
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