「オーバープロビジョニング領域」の版間の差分
Administrator (トーク | 投稿記録) 編集の要約なし |
Administrator (トーク | 投稿記録) |
||
| (同じ利用者による、間の4版が非表示) | |||
| 8行目: | 8行目: | ||
この急激な速度低下は自作PC界隈で「[[プチフリ]](プチフリーズの略称)」、専門用語では[[サステイン状態]]といい、[[プログラミング]]の世界でいう[[ストップ・ザ・ワールド]]のような現象に陥ります。 | この急激な速度低下は自作PC界隈で「[[プチフリ]](プチフリーズの略称)」、専門用語では[[サステイン状態]]といい、[[プログラミング]]の世界でいう[[ストップ・ザ・ワールド]]のような現象に陥ります。 | ||
== | == 改善策:Trimコマンド == | ||
そこで登場したのが「事前に完全な未使用領域(消去済み領域)」を常に一定数確保しておくことで、このような性能低下を防ごうというものです。 | |||
そこで[[OS]]が[[SSD]]に「ここからここまでは未使用領域になりました」と明確に伝える[[Trimコマンド]]なるものも発明されました。 | |||
Trimコマンドでマーキングされた領域は[[SSD]]では[[ファームウェア]]に搭載された[[ガベージコレクション]]により、比較的負荷の低い時にバックグラウンドで「完全な未使用領域(消去済み領域)」を確保するように努力しています。 | |||
== | == 改善策: オーバープロビジョニング領域 == | ||
しかしそれでも高負荷状態が断続的に続くと「完全な未使用領域」が不足することがあります。それを補うために隠し領域として用意されているのが「オーバープロビジョニング領域」です。 | しかしそれでも高負荷状態が断続的に続くと「完全な未使用領域」が不足することがあります。それを補うために隠し領域として用意されているのが「オーバープロビジョニング領域」です。 | ||
ようするに、ヘソクリみたいなものです。 | ようするに、ヘソクリみたいなものです。 | ||
このオーバープロビジョニング領域は一般利用者からは「存在しない領域」のように見えます。実際の容量は512GBであっても製品パッケージには480GBなどと書かれています。 | |||
オーバープロビジョニング領域のサイズは製品により異なり、一般的に[[パソコン]]向けのSSDでは10%程度、[[サーバー]]向けのSSDでは20%程度が確保されています。[[サムスン]]などの一部のSSDでは設定ツールでオーバープロビジョニング領域のサイズを自由に設定できるようになっているものもあります。 | |||
==関連項目== | ==関連項目== | ||