「MDM (Mobile Device Management)」の版間の差分
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2014年3月23日 (日) 00:20時点における最新版
モバイル・デバイス・マネージメント(英語:Mobile Device Management、略称:MDM)とは、スマートフォンやタブレットPCなどの携帯端末を集中管理するためのシステムのことである。
概要[編集 | ソースを編集]
MDMを大雑把に言えば、Windowsを搭載した法人向けのパソコンでは当たり前となっているActive Directoryとグループポリシーによる集中管理と似たようなことを、スマートフォンやタブレットなどでも実現できたらいいな、という製品群のことである。
巷ではiPhoneやiPadが大流行し、現場からも導入したいという声が日に日に強まっている。だが、どれもこれもWindowsのような集中管理機能がない。iPhoneやAndroidどころかWindows Phoneにすらない。そのような状態で何も考えず強引に導入すればシステム管理者は確実に過労死する。
この絶望的状況をビジネスチャンスを捉えた複数の企業がスマートフォンなどを集中管理システムを開発して販売しだした物の総称がMDMである。
主な機能[編集 | ソースを編集]
ほとんどのMDMはサードパーティ製品であるが故に、OSと密接に絡み合った実装は難しく、「完璧にWindows並み」といえる製品はひとつのないのが実情である。
NTTドコモやau、ソフトバンクモバイルなどといった携帯電話キャリアから出ているMDM製品では、その特権的立場を利用して細部までOSを制御できるようになっている物もあるが、いわゆるWiFiだけを搭載した製品ではこの特権に対応していないのが普通であり、SIMカードを搭載した月額利用料が発生する機種を使用しなければならないなどの制約がある。これは建前上「SIMカードを盗難などから守る機能」として提供していることによるもので、実のところガラケーの時代から赤ロム防止機能として提供していたサービスのリネーム商法である。