「RAIDプログラミング」の版間の差分
(→関連項目) |
|||
(5人の利用者による、間の8版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | '''RAIDプログラミング''' | + | '''RAIDプログラミング'''(読み:れいどぷろぐらみんぐ)とは、本サイト住民が[[ペアプログラミング]]の導入が難しい弱小企業向けに勝手に考案し、勝手に名付けた名称である。つまり一般的なものではない。対義語はドレイプログラミング。 |
− | |||
==概要== | ==概要== | ||
− | === | + | ===ペアプログラミング導入の難しさ=== |
− | + | [[ペアプログラミング]]が敬遠される最大の理由は[[人件費]]である。いくら理想論をいわれても小規模な[[ブラック企業]]では[[人件費]]を確保できない。 | |
+ | |||
+ | なぜなら、小規模な[[ブラック企業]]では[[ワンオペ]]による[[プログラミング]]が広く行われており、そのような環境下では[[ペアプログラミング]]以前に[[プログラマー]]1名のみですべてを行い、[[プロジェクトマネージャー]]や[[システムエンジニア]]などという役職も存在しない。また、その前提で[[チキンレース]]の末に[[不当廉売]]のような価格が横行しており、[[安かろう悪かろう]]を繰り返し顧客からの信頼も薄いため、正常な価格への値上げも難しい状況に陥っているからである。 | ||
このような[[ブラック企業]]では[[人件費]]を捻出することが難しく[[ペアプログラミング]]は夢のまた夢である。 | このような[[ブラック企業]]では[[人件費]]を捻出することが難しく[[ペアプログラミング]]は夢のまた夢である。 | ||
11行目: | 12行目: | ||
ただ、この状態は[[大企業病気]]の真逆の[[弱小企業病]](なお私が勝手に名付けた名称で一般的なものではない)であるといえ、顧客からの信頼性の面や企業としての収益性の面からみても放置すればその企業は確実に経営破綻する。それを回避するためにも徐々にでも正常な状態にもっていく必要があるといえる。 | ただ、この状態は[[大企業病気]]の真逆の[[弱小企業病]](なお私が勝手に名付けた名称で一般的なものではない)であるといえ、顧客からの信頼性の面や企業としての収益性の面からみても放置すればその企業は確実に経営破綻する。それを回避するためにも徐々にでも正常な状態にもっていく必要があるといえる。 | ||
− | いわゆる世間一般でいわれる[[ペアプログラミング]]は[[ハードディスク]]でいえば[[RAID1]]構成である。確かに目先の[[コストパフォーマンス]] | + | いわゆる世間一般でいわれる[[ペアプログラミング]]は[[ハードディスク]]でいえば[[RAID1]]構成である。確かに目先の[[コストパフォーマンス]]は悪い。そこでまずは[[RAID5]]のような[[RAIDプログラミング]](なお私が勝手に名付けた名称で一般的なものではない)からはじめてみてはいかがだろうか。 |
− | |||
[[プログラマー]]は最低3名構成で、うち1名は[[ペアプログラミング]]的に巡回を担当する。 | [[プログラマー]]は最低3名構成で、うち1名は[[ペアプログラミング]]的に巡回を担当する。 | ||
20行目: | 20行目: | ||
そして企業として少し余裕が出てきたならば巡回する[[プログラマー]]を徐々に増やすなどして[[RAID6]]や[[RAID50]]に近い形態に移行し、最終的には[[RAID1]]や[[RAID10]]、すなわち本来の[[ペアプログラミング]]の体制にもっていけばよい。 | そして企業として少し余裕が出てきたならば巡回する[[プログラマー]]を徐々に増やすなどして[[RAID6]]や[[RAID50]]に近い形態に移行し、最終的には[[RAID1]]や[[RAID10]]、すなわち本来の[[ペアプログラミング]]の体制にもっていけばよい。 | ||
+ | |||
+ | このRAIDプログラミングには[[副作用]]を軽減する効果もある。とくに[[派遣社員]]が大半を占め、[[人的リソース]]の入れ替わりが激しいに日本でこそ有意義な仕組みであると考える。 | ||
==関連項目== | ==関連項目== | ||
*[[ペアプログラミング]] | *[[ペアプログラミング]] | ||
+ | *[[ワンオペ]] | ||
+ | *[[副作用]] | ||
==参考文献== | ==参考文献== |
2015年7月23日 (木) 04:28時点における最新版
RAIDプログラミング(読み:れいどぷろぐらみんぐ)とは、本サイト住民がペアプログラミングの導入が難しい弱小企業向けに勝手に考案し、勝手に名付けた名称である。つまり一般的なものではない。対義語はドレイプログラミング。
概要[編集 | ソースを編集]
ペアプログラミング導入の難しさ[編集 | ソースを編集]
ペアプログラミングが敬遠される最大の理由は人件費である。いくら理想論をいわれても小規模なブラック企業では人件費を確保できない。
なぜなら、小規模なブラック企業ではワンオペによるプログラミングが広く行われており、そのような環境下ではペアプログラミング以前にプログラマー1名のみですべてを行い、プロジェクトマネージャーやシステムエンジニアなどという役職も存在しない。また、その前提でチキンレースの末に不当廉売のような価格が横行しており、安かろう悪かろうを繰り返し顧客からの信頼も薄いため、正常な価格への値上げも難しい状況に陥っているからである。
このようなブラック企業では人件費を捻出することが難しくペアプログラミングは夢のまた夢である。
改善案[編集 | ソースを編集]
ただ、この状態は大企業病気の真逆の弱小企業病(なお私が勝手に名付けた名称で一般的なものではない)であるといえ、顧客からの信頼性の面や企業としての収益性の面からみても放置すればその企業は確実に経営破綻する。それを回避するためにも徐々にでも正常な状態にもっていく必要があるといえる。
いわゆる世間一般でいわれるペアプログラミングはハードディスクでいえばRAID1構成である。確かに目先のコストパフォーマンスは悪い。そこでまずはRAID5のようなRAIDプログラミング(なお私が勝手に名付けた名称で一般的なものではない)からはじめてみてはいかがだろうか。
プログラマーは最低3名構成で、うち1名はペアプログラミング的に巡回を担当する。 それを日替わりなどで行うのである。
万が一、不慮の事故や病気などでプログラマーが1名ほど欠落しても、一時的にペアプログラミング状態は停止することになるが、巡回するプログラマーを通常のプログラマーとして補欠できるためデスマーチに陥る確率は大幅に低減できる。
そして企業として少し余裕が出てきたならば巡回するプログラマーを徐々に増やすなどしてRAID6やRAID50に近い形態に移行し、最終的にはRAID1やRAID10、すなわち本来のペアプログラミングの体制にもっていけばよい。
このRAIDプログラミングには副作用を軽減する効果もある。とくに派遣社員が大半を占め、人的リソースの入れ替わりが激しいに日本でこそ有意義な仕組みであると考える。