「.NET Framework」の版間の差分
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== プログラミング言語 == | == プログラミング言語 == |
2012年3月27日 (火) 05:53時点における版
.NET Framework(どっとねっと・ふれーむわーく)とは、マイクロソフトが開発した任意のプログラミング言語に対応可能なアプリケーション開発、実行環境である。
一般に.NETという場合、.NET Framework全体の環境を指す。
国際標準規格
.NET Frameworkでもっとも重要な実行コード形式や実行環境を定めた共通言語基盤(CLI)や基本クラスライブラリ(BCL)などの基盤部分について、マイクロソフトが特許を主張しないことを明言したことをうけ、Ecmaインターナショナル、ISO、JISなどにおいて国際標準規格となった。
これによりマイクロソフト以外のベンダーが独自に.NET Framework実装することが出来るようになり、実際にXamarinによるMonoプロジェクトをはじめ、いくつかのオープンソースによる実装プロジェクトがある。それらを使うことで.NET FrameworkでコンパイルしたプログラムをLinuxやMac OS XなどのWindows以外のOSでも動かすこともできる。
.NET Frameworkの国際規格となっている部分はC言語などと比べ、圧倒的なほど広範囲にわたる。 とくに標準ライブラリ(基本クラスライブラリ)は類を見ない規模となっている。
独自拡張
マイクロソフトによる.NET実装にしろ、XamarinによるMono実装にしろ、ソニーによるPlayStation Suite実装にしろ、ほぼ標準規格外の独自拡張が行われている。
近代OSではほぼ共通な部分を標準化することで、もっとも重要なビジネスロジック部分は共有でき、かつUIなどのハードウェア固有に近い部分は独自実装を許すことにより、そのOS、ハードウェアの性能を100%近く引き出すことが可能となっている。これによりiPhoneやiPadなどのApple製品がAdobe Flashを採用しない最大の理由として掲げたクロスプラットフォームを追及しすぎ「最大公約数」となる問題を回避することができ、かつある程度のクロスプラットフォーム化を実現できる[1]。ようするに重要なのはバランス感覚という思想。