「SketchUp」の版間の差分
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無償版のSketchUp Makeは[[3Dプリンタ]]の[[デファクトスタンダード]]である[[fbxファイル]]や[[stlファイル]]の読み書きが行えないため3Dプリンタでは使い物にならない。 | 無償版のSketchUp Makeは[[3Dプリンタ]]の[[デファクトスタンダード]]である[[fbxファイル]]や[[stlファイル]]の読み書きが行えないため3Dプリンタでは使い物にならない。 | ||
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SketchUp Makeでも使える[[daeファイル]]でのエクスポートではミリ単位で造形しても強制的にインチ単位に変換される。 | SketchUp Makeでも使える[[daeファイル]]でのエクスポートではミリ単位で造形しても強制的にインチ単位に変換される。 | ||
これが非常に問題でdaeファイルをAutodeskのFBX Converterでfbxファイルに変換してみたが単位は無視され1/25.4の小さなモデルになってしまう。 | これが非常に問題でdaeファイルをAutodeskのFBX Converterでfbxファイルに変換してみたが単位は無視され1/25.4の小さなモデルになってしまう。 | ||
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そこでdaeファイルの中身は[[xmlファイル]]なので[[スクリプト]]を組んで各頂点を25.4倍してみたが、今度は「ミリ-インチ」「インチ-ミリ」の2回の変換の間に[[浮動小数点数の丸め誤差]]がとてつもなく大きくなり、面と面が微妙に断絶した残念なモデルができあがった。そもそもSketchUp Makeでdaeファイルにエクスポートした時点で「10.0ミリ」が「0.3937008インチ」とかなりの大きな誤差が出ているので根本的にどうにもならない。インチからミリに再変換する際に小数点第3位〜第4位くらいで切り捨てれば少しはまともになるかもしれないがそこは試していない。 | そこでdaeファイルの中身は[[xmlファイル]]なので[[スクリプト]]を組んで各頂点を25.4倍してみたが、今度は「ミリ-インチ」「インチ-ミリ」の2回の変換の間に[[浮動小数点数の丸め誤差]]がとてつもなく大きくなり、面と面が微妙に断絶した残念なモデルができあがった。そもそもSketchUp Makeでdaeファイルにエクスポートした時点で「10.0ミリ」が「0.3937008インチ」とかなりの大きな誤差が出ているので根本的にどうにもならない。インチからミリに再変換する際に小数点第3位〜第4位くらいで切り捨てれば少しはまともになるかもしれないがそこは試していない。 | ||
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なお、無償版のSketchUp Makeが対応するもうひとつのエクスポート形式である「[[kmzファイル]]」は大雑把にいえばdaeファイルをzipで圧縮しただけのものなので結果は同じである。 | なお、無償版のSketchUp Makeが対応するもうひとつのエクスポート形式である「[[kmzファイル]]」は大雑把にいえばdaeファイルをzipで圧縮しただけのものなので結果は同じである。 | ||
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かなり強引な手法でだましだまし使うのであればSketchUp Makeのテンプレート設定で「インチ単位」を選んだうえでミリ単位に読み替えて造形することだと思われる。 | かなり強引な手法でだましだまし使うのであればSketchUp Makeのテンプレート設定で「インチ単位」を選んだうえでミリ単位に読み替えて造形することだと思われる。 | ||
しかしこの方法では小数点以下が1/2、1/4、1/8とかなり絶望感が凄い。 | しかしこの方法では小数点以下が1/2、1/4、1/8とかなり絶望感が凄い。 | ||
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この問題の唯一の解決策は有償版を買えってことだ。 | この問題の唯一の解決策は有償版を買えってことだ。 | ||
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== 関連項目 == | == 関連項目 == |
2016年11月24日 (木) 04:22時点における版
SketchUp(読み:すけっちあっぷ)とは、パソコン用の3次元モデリング・ソフトウェアである。
概要
SketchUpはいわゆる3D CADであり類似品と比べても圧倒的にバカでも使えるほど簡単な操作性が特徴となっている。 有償のSketchUp Proと無償のSketchUp Makeがある。
その昔、Googleが買収したうえで無償版を出したことで一躍有名になった。
3Dプリンタとの相性
SketchUp Pro
有償版のSketchUp Pro(体験版で検証)は2016年時点では3Dプリンタに必須の3D CADの中でも一般人がギリギリ手を出せる価格帯の唯一まともな製品といえる。 fbxファイルへのエクスポート時はミリなのかインチなのかを選べる。
SketchUp Make
SketchUp Make 2017にバージョンアップしたところ、エクスポート周りはSketchUp Pro同等に全機能が使えるようになっていた。
無償版のSketchUp Makeは3Dプリンタのデファクトスタンダードであるfbxファイルやstlファイルの読み書きが行えないため3Dプリンタでは使い物にならない。
SketchUp Makeでも使えるdaeファイルでのエクスポートではミリ単位で造形しても強制的にインチ単位に変換される。
これが非常に問題でdaeファイルをAutodeskのFBX Converterでfbxファイルに変換してみたが単位は無視され1/25.4の小さなモデルになってしまう。
そこでdaeファイルの中身はxmlファイルなのでスクリプトを組んで各頂点を25.4倍してみたが、今度は「ミリ-インチ」「インチ-ミリ」の2回の変換の間に浮動小数点数の丸め誤差がとてつもなく大きくなり、面と面が微妙に断絶した残念なモデルができあがった。そもそもSketchUp Makeでdaeファイルにエクスポートした時点で「10.0ミリ」が「0.3937008インチ」とかなりの大きな誤差が出ているので根本的にどうにもならない。インチからミリに再変換する際に小数点第3位〜第4位くらいで切り捨てれば少しはまともになるかもしれないがそこは試していない。
なお、無償版のSketchUp Makeが対応するもうひとつのエクスポート形式である「kmzファイル」は大雑把にいえばdaeファイルをzipで圧縮しただけのものなので結果は同じである。
かなり強引な手法でだましだまし使うのであればSketchUp Makeのテンプレート設定で「インチ単位」を選んだうえでミリ単位に読み替えて造形することだと思われる。
しかしこの方法では小数点以下が1/2、1/4、1/8とかなり絶望感が凄い。
この問題の唯一の解決策は有償版を買えってことだ。