「リファレンス仕様」の版間の差分
Administrator (トーク | 投稿記録) |
Administrator (トーク | 投稿記録) |
||
(同じ利用者による、間の7版が非表示) | |||
1行目: | 1行目: | ||
− | '''リファレンス仕様''' | + | '''リファレンス仕様'''(リファレンスカードやリファレンスモデルとも呼ばれる)とは、主に[[ビデオカード]]などの製造販売に際して |
+ | * [[GPU]]メーカーの社運をかけた[[ハイエンド]]製品の初物は、 | ||
+ | * [[ビデオカード]]そのものを[[GPU]]メーカーが製造し、 | ||
+ | * ビデオカードメーカー各社は独自の化粧箱に入れて販売するだけ | ||
+ | という制度である。 | ||
− | |||
− | + | これにより「初物の品質」が一定となり、どこぞのビデオカードメーカーが不良品を発売して[[初動]]でケチがつくのを防ぐことができる。 | |
+ | |||
+ | リファレンス仕様は安定性重視であるため[[GPU]]や[[VRAM]]の[[クロック周波数]]が若干落とされていることも多く、このため製品発表時や雑誌等へ配布されたものよりも[[ベンチマーク]]では低性能を示すことも多々ある。 | ||
製品の独自色が出始めるのは[[基板]]の設計製造がビデオカードメーカーで行われる「2番め以降の製品」となる。[[電源]]強化や[[オーバークロック]]などを期待するのであれば発売直後に購入せず少し待とう。 | 製品の独自色が出始めるのは[[基板]]の設計製造がビデオカードメーカーで行われる「2番め以降の製品」となる。[[電源]]強化や[[オーバークロック]]などを期待するのであれば発売直後に購入せず少し待とう。 | ||
== 呼称 == | == 呼称 == | ||
− | + | ビデオカードのパッケージには「これはリファレンス仕様です」という意味の記号が小さく書かれている事が多い。 | |
* [[NVIDIA Time To Market]] (NVTTM) | * [[NVIDIA Time To Market]] (NVTTM) | ||
* [[Made By AMD]] (MBA) | * [[Made By AMD]] (MBA) | ||
+ | * Founders Edition |
2021年6月7日 (月) 04:34時点における最新版
リファレンス仕様(リファレンスカードやリファレンスモデルとも呼ばれる)とは、主にビデオカードなどの製造販売に際して
という制度である。
これにより「初物の品質」が一定となり、どこぞのビデオカードメーカーが不良品を発売して初動でケチがつくのを防ぐことができる。
リファレンス仕様は安定性重視であるためGPUやVRAMのクロック周波数が若干落とされていることも多く、このため製品発表時や雑誌等へ配布されたものよりもベンチマークでは低性能を示すことも多々ある。
製品の独自色が出始めるのは基板の設計製造がビデオカードメーカーで行われる「2番め以降の製品」となる。電源強化やオーバークロックなどを期待するのであれば発売直後に購入せず少し待とう。
呼称編集
ビデオカードのパッケージには「これはリファレンス仕様です」という意味の記号が小さく書かれている事が多い。
- NVIDIA Time To Market (NVTTM)
- Made By AMD (MBA)
- Founders Edition