「U.2」の版間の差分
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一方で[[サーバー]]向けでは[[ホットスワップ]]などの関係からカード型よりケース型が望まれるためM.2ではなくU.2が主力となっている。なお、2019年時点の安物サーバーはまだまだ[[SATA]]や[[SAS]]が主流となっており、U.2を採用しているのはオールフラッシュストレージの高級品くらいである。 | 一方で[[サーバー]]向けでは[[ホットスワップ]]などの関係からカード型よりケース型が望まれるためM.2ではなくU.2が主力となっている。なお、2019年時点の安物サーバーはまだまだ[[SATA]]や[[SAS]]が主流となっており、U.2を採用しているのはオールフラッシュストレージの高級品くらいである。 | ||
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2022年7月4日 (月) 07:34時点における最新版
U.2とは、 NVMe規格のうち、2.5インチSSD向けの端子形状である。
概要[編集 | ソースを編集]
「SFF-8639」と呼ばれる端子形状を採用している。 SATAどころかSASよりもデカい。 サイズは従来の2.5インチ製品とほぼ同じであるが、「厚さ15mm」となっている点に注意する必要がある。
U.2のUは「Universal」を意味しており、U.2ドライブだけでなくSATAやSASのドライブも接続することができる。ただしSATAやSASはあくまでオマケ機能であり性能・速度は制限される。 なお、後にSATAとSASの速度制限をなくした後続規格の「U.3」が作られた。
パソコン向けではカード型の「M.2」のSSDが普及したため、2.5インチの「U.2」はあまり見かけなくなった。薄いM.2であればノートパソコンとデスクトップパソコンで部品を共通化できコストダウンを図れるためだと思われる。
一方でサーバー向けではホットスワップなどの関係からカード型よりケース型が望まれるためM.2ではなくU.2が主力となっている。なお、2019年時点の安物サーバーはまだまだSATAやSASが主流となっており、U.2を採用しているのはオールフラッシュストレージの高級品くらいである。