「共通言語基盤」の版間の差分
ナビゲーションに移動
検索に移動
1行目: | 1行目: | ||
− | '''共通言語基盤'''(Common Language Infrastructure、CLI)とは、[[.NET Framework]]アプリケーションを実行するための[[仮想マシン]]と付随する標準ライブラリなどを定義した標準規格名である。[[Java]]でいう[[Java Runtime Environment]]([[JRE]] | + | '''共通言語基盤'''(Common Language Infrastructure、CLI)とは、[[.NET Framework]]アプリケーションを実行するための[[仮想マシン]]と付随する標準ライブラリなどを定義した標準規格名である。[[Java]]でいう[[Java Runtime Environment]]([[JRE]])に相当するものの世界標準な規格書と思って間違いない。CLIの[[ECMA]]による正式な標準規格名は「'''ECMA-335'''」である。 |
あくまで世界標準な「規格名」であり、それを実装した[[プログラム]]製品の実装名は別となっているが、マイクロソフトによるCLI実装である[[共通言語ランタイム]]([[CLR]])と、[[Mono]]をはじめ、Monoを拡張した[[Unity]]や[[PlayStation Suite]]の仮想マシンについても「CLI」とを呼び分けるのは面倒なので.NET仮想マシン全般を「[[CLR]]」と呼ぶ人も多い。よほどの[[キモヲタ]]相手でない限り「[[CLI]]」と「[[CLR]]」を使い分ける必要はない。 | あくまで世界標準な「規格名」であり、それを実装した[[プログラム]]製品の実装名は別となっているが、マイクロソフトによるCLI実装である[[共通言語ランタイム]]([[CLR]])と、[[Mono]]をはじめ、Monoを拡張した[[Unity]]や[[PlayStation Suite]]の仮想マシンについても「CLI」とを呼び分けるのは面倒なので.NET仮想マシン全般を「[[CLR]]」と呼ぶ人も多い。よほどの[[キモヲタ]]相手でない限り「[[CLI]]」と「[[CLR]]」を使い分ける必要はない。 |
2012年4月24日 (火) 04:32時点における版
共通言語基盤(Common Language Infrastructure、CLI)とは、.NET Frameworkアプリケーションを実行するための仮想マシンと付随する標準ライブラリなどを定義した標準規格名である。JavaでいうJava Runtime Environment(JRE)に相当するものの世界標準な規格書と思って間違いない。CLIのECMAによる正式な標準規格名は「ECMA-335」である。
あくまで世界標準な「規格名」であり、それを実装したプログラム製品の実装名は別となっているが、マイクロソフトによるCLI実装である共通言語ランタイム(CLR)と、Monoをはじめ、Monoを拡張したUnityやPlayStation Suiteの仮想マシンについても「CLI」とを呼び分けるのは面倒なので.NET仮想マシン全般を「CLR」と呼ぶ人も多い。よほどのキモヲタ相手でない限り「CLI」と「CLR」を使い分ける必要はない。
主なCLI実装
- 共通言語ランタイム(Common Language Runtime, CLR) - マイクロソフトによるCLI実装。
- Mono Runtime Environment(MRE) - Xamarin(Monoプロジェクト)によるCLI実装[1]。
- PlayStation Suite(PSS) - ソニーによるCLI実装。Monoを魔改造したものだが大差はない模様。