「リチウム電池の型番」の版間の差分
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2022年10月7日 (金) 02:08時点における最新版
リチウム電池の型番は国際規格「IEC 61960 (≒JIS C8711)」で命名規則が決まっている。
命名規則[編集 | ソースを編集]
以下のような並びとなっている。
N1A1A2A3N2/N3/N4-N5
- N1
直列接続されたセルの数
- N5
並列接続されたセルの数(1より大きい場合のみ)
- A1
負極
- I = リチウムイオン
- L = リチウム金属または合金
- A2
正極
- C = コバルト
- N = ニッケル
- M = マンガン
- V = バナジウム
- T = チタン
- A3
セルの形状
- R = 円柱
- P = 角柱
- N2
mm単位の最大直径(円筒形セルの場合)または最大厚さ(角柱形セルの場合)
- N3
mm単位の最大横幅(角柱形セルの場合のみ)
- N4
mm単位の最大縦幅
上記のいずれの長さについては寸法が1mmより小さい場合はtNと表記することができる。Nはmmの10分の1。
型番の例[編集 | ソースを編集]
スマホで使われているリチウム電池の型番はほぼ「1ICP〜」で始まる。 基本的に「厚さ」「横幅」「縦幅」の3つが違うだけ。
1ICP6/45/98[編集 | ソースを編集]
Google Pixel 5のバッテリー
- 1 = 直列1セル
- I = リチウムイオン負極
- C = コバルト正極
- P = 角型
- 6 = 厚さ6mm
- 45 = 横幅45mm
- 98 = 縦幅98mm
主なスマホのバッテリー[編集 | ソースを編集]
- 1ICP6/53/57
- 1ICP6/45/98
- 1ICP6/49/94
- 1ICP6/53/75
- 1ICP5/61/76
- 1ICP6/61/73
- ICP6/64/75
- ICP6/64/77
備考[編集 | ソースを編集]
スマホで使われているリチウム電池の型番はほぼ「1ICP〜」で始まる。
交換用バッテリーの販売サイトを検索する場合は、 メジャーなスマホの場合は「iPhone バッテリー」などとググっただけで出てくるが、 マイナーなAndroidの場合は「機種名 バッテリー 1ICP」などといった感じで「1ICP」という検索キーワードを付け加えたほうが検索精度が上がる傾向がある。