パラドックス史観
2020年2月2日 (日) 23:10時点における2001:318:e101:61:800b:537c:a89a:439b (トーク)による版 (→第二次世界大戦(Hearts of Iron的史観))
パラドックス史観(-しかん)とは、スウェーデンのゲーム製作会社Paradox Interactive社の歴史シミュレーションゲーム「Victoria」「Hearts of Iron」等で展開されるParadox社独自の歴史観である。主に中世期のヨーロッパ、産業革命、第一次世界大戦、第二次世界大戦等が対象となっているが、日本の戦国時代なども被害再現されている。
目次
パラドックス史観の元凶
- 娯楽性の追求
- いかに史実に忠実であるかよりも、いかに面白く遊べるかに重点が置かれるのは、ゲームとしてやむを得ない事かもしれない。しかし、(ネタDLCとはいえ)アステカ王国がヨーロッパに攻めて植民地にしてきたり、地球の裏まで進軍していっても補給にそれほど影響がなかったり、逆に首都が包囲されるだけで、全軍が補給不足に陥ったりするというのはいったいどういうことだろうか。
- 海外ゲーマーの要望
- Paradox社のゲームはいわゆる洋ゲーであり、購買層である海外ゲーマーはやりごたえのある狂った難易度を求める傾向にある。また華々しい戦いが好みである為、第二次世界大戦における独ソ戦など、史実においても最大級の規模となった戦いに全力を注ぐ事が多い。そしてParadox社も、ゲームバランスの改良など主なリソースはそちらに割く為、それ以外の部分はおざなりになってしまうのである。故に極東方面の表現がいいかげんでもやむを得ないのである。
- ※「いい加減」といっても、日本は非ヨーロッパ国家の中ではなんだかんだで優待されている方である。中国よりもさらに細かく描写されることさえある。本当に悲惨なのは、ガチでドマイナーなこんな国→(コルチン、スンダ、ツァン、チュクチィ…)であろう。
手抜きユーザー間の修正(MOD)への期待- 一般的に、洋ゲーはユーザー間の交流・有志によるゲーム内容の修正(MOD)を奨励する向きがある。Paradox社もその例に漏れず、歴史イベントの追加、バランス調整など細かい修正をユーザー全体に一任している。つまり、未完成の状態で発売しているとか、歴史の知識が不足していて適当な作品になっているとかそういうことではない。
- 大人の事情
- ヨーロッパでは今でもナチスやホロコーストに関して自由な描写を行えないのは周知の通りである。たとえゲームであってもドイツ国旗の鍵十字やナチスによるユダヤ人虐殺などを表現することはできないし、Paradox社のユーザーフォーラムでも議論する事すら禁じられている。実際、本頁のパラドックス史観の中でも最も闇が深い部分かもしれない。
内容
中世・近世(Crusader Kings・Europa Universalis的史観)
- ヨーロッパ
- レコンキスタとは、イスラム教勢力(ウマイヤ朝など)によるイベリア半島のキリスト教勢力(アストゥリアス王国など)征服の事であった。
- イベリア半島だけでなくフランスも征服することもあった。
- 西フランク王国からフランスに成るのに手間取った。
- ロシア帝国は中央アジアやシベリアだけでなく、モンゴルや中国の一部まで自国領にした。
- 統一ドイツ成立など夢のまた夢。ドイツ諸国はなかなかまとまるず、西からフランスに、東からポーランド・リトアニア連合に、北から統一スカンジナビアに押しつぶされる定めである。
- たまにブランデンブルクを差し置いて、チュートン騎士団が勝手にプロイセン王国を建国することも。プロイセン王国とブランデンブルクがそれぞれ併存している珍風景になっている。
- ポーランドは、異教徒が多く不穏度も高いため、ちょっと攻められると反乱が起こりまくった後小国乱立状態になった。
- カスティーリャ王国とアラゴン王国が統合せず、いつまでも内戦していることがある。
- アメリカ大陸
- アステカ王国はヨーロッパに上陸して蹂躙するほどの強国であった。
- 独立したアメリカ大陸諸国の中で最も強い国はメキシコとハイチであり、アメリカ合衆国は弱小国だった。
- 東アジア
- 安西都護府は中国の王朝が変わってもしぶとく生き残った。
- 今川氏は長篠の戦い(1575年)の徳川氏が独立するまで健在であった。
- 江戸時代の土佐は山内氏ではなく伊達氏が治めていた。
- また、1549年まで細川氏が土佐を治めていた。
- 津軽氏・蘆名氏・宇喜多氏・土佐一条氏・山内氏なんてなかった。
- 上杉家によって統一を果たした日本は、以下のプロビンスを全て手に入れた。
- グアム、ハワイ、ミッドウェー、イースター島、ウェーク島、ココス諸島、クリスマス島、モルディブ、その他の太平洋およびインド洋に浮かぶ数多くの離島、そしてフィリピン全部
- 南蛮貿易は、いち早く日本の領土になったブルボン島(アフリカ東部のすぐ隣)で行われた。
- とある大名が下剋上を引き起こした隙につけ込んで、なんと朝鮮が日本列島に侵攻した。
- 問題の「外患誘致」をやらかした大名の領土は一番最初に朝鮮の食い物にされた。哀れ…でもない。そして日本国内に確保した領土を足がかりに、足利将軍と諸大名をすべて倒し日本全土を征服した。
- …と思ったら、自らがそのまま日本になってしまった。朝鮮主導で誕生した大日本帝国。朝鮮王家の李氏がそのまま日本国将軍位を受け継ぐことに。
- なお李氏の代が絶たれたら、代わりに有栖川宮の人物が将軍位を受け継いだ模様。
- そもそも日本は鎖国なんかしなかった。それどころか、インド洋・東アフリカ貿易で巨万の富を得ていた。
- むしろ日本は開国させる立場だったのである!たとえば、インドを軍事力で屈服させた。
- インドを統一しつつあるヴィジャヤナガル王国が日本に貿易制裁をしかけたたせいで、インド地域における日本の貿易収入が減ってしまった。そこで日本は軍を差し向けて、ヴィジャヤナガルを屈服させてやった。
- むしろ日本は開国させる立場だったのである!たとえば、インドを軍事力で屈服させた。
- いつの間にか琉球国の王朝が武田氏になっていた。
- 文禄・慶長の役とは、台湾と満州の領有を狙う明帝国による、数回に及ぶ日本侵攻のことであった。
- 台湾と内地は、世界一規模の海軍力で守り抜いたものの、せっかく手に入れた満州の相当部分を明に渡すハメに。
- 規律を127%まで上げたって、軍量アイデアを完成した明の陸軍(規律たった106%)による人海戦術にはまるで歯が立たなかった。
- 満州での損失を賄うために、明と講和を結んだ日本は代わりに南米のインカ帝国を侵攻した。
- 台湾と内地は、世界一規模の海軍力で守り抜いたものの、せっかく手に入れた満州の相当部分を明に渡すハメに。
- え?「清」?なにそれ美味しいの?
- そもそも満州の土地は日本、明、朝鮮のいずれかによって食われてしまう。せっかく満州の統一ができたとしても、清帝国に成長することはなく明か日本によってバラバラにされる運命である。
- 明が滅んで中国が内戦状態に突入した場合は、満州が生き残ることがあるがそれでも清帝国に成長することは滅多にない。
産業革命(victoria的史観)
victoria
- 例え非文明の国家であっても、軍事力さえあれば大国扱いされた。
- 隣接していない内陸部に土地を買うことも可能だった。
- 各月ごとに、天文学的な賠償金を課す事も可能だった。当然賠償国は破産するが、支払いが滞ることはなかった。
- 工場で働く人員は工員よりも事務員の方が多い傾向にあった。
- 工業化の為に真っ先に必要なことは、貴族を絶滅させることであった。
- 当時の船は、現在の原潜以上の航続距離を誇っていた。
- 19世紀から経済のグローバル化が進んでおり、世界中の商品が自由に出回っていった。
- しばしば国の命令で、田舎の民衆は工員に無理やり転職させられた。
- 当然田舎に勤めるべき工場などなく、彼らは住み慣れた土地を離れ、工場のある都市部へ移住する事を余儀なくされた。
- 非文明国でも工場を建てる事はできるが、農地を広げたり、鉱山を開発することはできなかった。
- 完全市民権が保障されている国では、外人を無理やり兵士にさせ、口減らしをすることが可能だった。
- 悪行を重ねた国でも、戦争で大量に領土を喪失すれば、国際社会からの同情を集め、過去の行為なども赦免された。(badboyrate減少)
- 大抵、非文明の小国に不要な領土を押し付ける事で、好戦性を下げる行為へと悪用される。
- 5年後、その領土の大半も奪い返すことになるが、国際社会は特に気にしない。
- 大抵、非文明の小国に不要な領土を押し付ける事で、好戦性を下げる行為へと悪用される。
victoria2
- 全体的に地図がおかしい。
- 北海道は占守島の一部だ。
- 北朝鮮海と南朝鮮海があると思ったら日本海は「Sea of Japan」。
- 天草海という謎の海が島根県沖にあった。
- 地域名の半分以上は省庁(県庁・州庁)所在地ベース(上記の占守島も同じ)。
- 租借地の割譲、領土売却、技術提供は不可能だった。
- 19世紀はまさしくイギリスの時代。どんな小国でも、イギリスに乗っかってパンジャーブを併合すれば勝ちモードだった。
- 同一州を2国以上が領有、もしくは未占地があると、国名+地域名となるため、「ハワイアンハワイ」のようなわけのわからないことになる。
- アメリカがブリティッシュコロンビアに入植すると「アメリカンブリティッシュコロンビア」になった。
- 移民が行くのはアメリカ・メキシコ・中央アメリカ・コロンビア・ベネズエラ・エクアドル・チリくらいに限られていた。
- 後半になるとブラジル・アルゼンチン・スイスにも行くようになる。[1]
- フランスのナポレオン3世政権は長命だった。
- ブラジルは立憲君主国。
- 民主化革命、ファシズム勢力、共産主義勢力は大抵が鎮圧されるが、後半は毎年のように反乱が起きるので非常に鬱陶しい。
- 文明国はヨーロッパ・アメリカ以外ではオレンジ、トランスヴァール、フィリピンだけだった。
- なのに文明国の一部は非文明国が文明国になる要件すら満たしてないこともしばしば。
- イギリス
- この時代はイギリス無双の時代。イギリスは100年間1位をキープし続けることもしばしば。
- 中国からは多くとも雲南・広西・貴州くらいしか切り取らない。てか大抵勢力圏にされる。
- フランス
- ナポレオンの反省からか、好戦的な政党が存在しない。
- 開始早々チュニスとアルジェリア北部をかっさらってく。
- ドイツ(プロイセン)
- 北ドイツが成立する確率は50%。デンマークから領土を奪い取れるか。
- まず、ドイツ連邦は成立しない。
- バイエルンやハノーヴァーが列強入りしたため。
- いっつもロレーヌ・アルザスを巡って戦争してた。
- ロシア
- いつも工業点でイギリスに次ぎ2位になっている。
- 但し後半ではアメリカに抜かれる。
- とにかく領土が広い。ウラル山脈まで占領しても西ポーランドすら奪えない。
- セルビアでプレイしていて、同盟組んでペルシャ攻めようとしたら自分の要求だけ通しやがった。
- 仕方がないのでロシアに隣接するタブリーズを奪おうとしたが別の領土を要求し(以下略)。
- 「1ステートなら大丈夫」とチュニスに宣戦布告したら輸送船が来なかった。それどころかペルシャと戦争してた。
- 「2ステートなら追加要求しない」とヒヴァに宣戦布告したら既に戦争してた。(以上実話)
- 仕方がないのでロシアに隣接するタブリーズを奪おうとしたが別の領土を要求し(以下略)。
- 軍縮ついでに東南アジアに植民地を作っていた。
- 革命勢力(反乱)は鎮圧される運命であった。
- スペイン
- 最初から反乱されてる。
- フィリピンは生命線だ。
- オランダ
- 東南アジアはオランダの生命線。
- とりあえず東南アジアの兵力を本土に持ってってベルギーを再併合するのは鉄則だ。
- AIでは、「ベルギー再併合で宣戦布告→イギリスが同盟参戦(下手すると植民地を奪われる)→パリ条約でベルギーの中核州を返上→ワロニア[2]割譲で宣戦布告(しかも今度はフランスが付いてきます)というわけの分からないことをしてた。」
- イタリア諸邦
- とりあえず最強は両シチリア。次いでサルディニア、教皇領と続く。
- モデナ(あるいはパルマ・ルッカ)で赤シャツ隊が反乱→イタリア(オーストリア領除く)統一がセオリーだった。
- ヴェネツィアは初期のイタリアにあらずだった。
- アメリカ
- 移民大国。とりあえず何もしなくても移民が来る。
- だいたいワシントン州はイギリス領、オレゴン州はロシア領、カリフォルニア州はメキシコ領だった。故に太平洋の玄関はない。
- それなのにいつの間にかハワイ・アラスカを併合していた。
- アメリカ連合国は1年足らずで消える運命だった。
- 日本
- とにかく強い。識字率高い・人口多い・軍事力強い。
- 高確率で文明化し、即列強に入る運命だった。
- 明治天皇がお生まれになられてないにも関わらず明治維新が発生した。
- 当然、内戦などありえなかった。
- 海軍に力を入れていると「東郷」「榎本」などの人名艦ができあがる。
- 中国(清)
- でかい。それだけ。
- あとはイギリスとロシアで勢力圏の取り合いをしてた。それくらい。
- 終盤に文明化・列強化し、5位くらいに食い込む。
- つまり、本当に眠れる獅子であった。
- 太平天国は半年足らずで消える運命だったので海外からの支援は必要なかった。
- 朝鮮
- 知らない子。
- それゆえに日本ですら韓国を併合しなかった。
- まあまあ人口が多く、資源も豊富でそれなりにおいしい土地だった。
- いつの間にか平壌がロシアになってる事がある。
- インド諸邦
- パンジャーブは開始早々イギリス・アフガニスタン・中国のどれか2国に攻められていた。
- シンドはプレイヤーの餌食。
- カラート・マクラーンは誰も気にしなかった。
- バローダラーでは開始早々人口が150万人神隠しに遭った。
- 度々藩王国が取り潰しにあっていた。
- 「British India」とはパンジャーブから広西省・チベットまでの範囲を指していた。
- アフリカ
- このゲームは、アフリカの塗り絵ゲームだった。
- アフリカ内陸部にはソコト以外ほとんど存在していなかった。
- そのソコトに関しては(プレイヤー以外)誰も気にしなかった。
- アフリカ内陸部にはソコト以外ほとんど存在していなかった。
- 開始半年でチュニスとトリポリが消えた。
- トリポリはトリポリに中核州がなく、オスマン帝国の一部だった。
- とりあえず、トリポリは無理ゲーだった。
- モロッコに関しては、スペイン・フランス・オランダ・プロイセン・ポルトガル・教皇領などに分割される運命だった。
- マダガスカルは高確率でプレイヤーの餌食に遭っていた。
- もしくは、フランスの勢力圏に入り、そして併合された。
- 中東
- オマーンはポルトガルに徐々に切り取られていった。
第二次世界大戦(Hearts of Iron的史観)
- 第二次大戦勝利のカギは撤退する敵への空爆と包囲殲滅にあった。
- もしくは自動車の大量運用と、偽の復員令を出すことにあった。(DH)
- ドイツ・アメリカ合衆国・ソ連・イギリスは超チート国家、大日本帝国・フランス・イタリア・中国国民党はチート国家、あとはゴミ国家。
- 各国家は平時には工業化に必死であった。
- もしくは、使う予定もない軍事物資を延々と生産し続けていた。
- 工場を建設する為だけに、しばしば動員令が発令され赤紙が飛び交った。(DH)
- IC5以下の国家は工場を建てることも困難なので、他所から奪うしかなかった。
- だが、占領地の工場はまるで役に立たなかった。(占領地IC 0.1~0.2)
- 人員の心配をする必要もなく、資源さえあれば工場は永久に稼働し続けた。
- たとえ爆撃されても、工場は自動で回復した。
- 宣戦布告された国の怒りはすさまじく、緊急閣僚会議で対策を練りつつ物凄い罵倒が飛び交っていた。
- 第二次世界大戦は連合・枢軸・共産の三つの大きな陣営の戦争であった。
- たとえ世界征服を完遂しようと陣営に参加しなかった国は敗北とみなされていた。
- 最近は、国家の領土・工場数や軍事力などで総合順位が策定されるようになった。(Hoi4)
- だが、軍団の数を直接カウントする仕様の為、兵を分割するだけて得点を稼ぐことができた。
- 同盟の絆は強固であった。時には資源や技術を無償で大量に融通してくれるほどであった。
- さらに地続きでない同盟国が勝手に送り込んできた軍隊の補給や面倒も見なければいけない紳士同盟があった。(DHなどでは一部修正された)
- 同盟国の独立保障した国は征服しても良い。
- どうでもいい閣僚でも変更すると国民は少し不満に思っていた。だが重要な閣僚を更迭しても、同じくらいしか不満は溜まらなかった。
- 核爆弾を落とされた国民は不満をなぜか自国政府に向け、家族を核の炎で焼き殺された兵士達までやる気をなくしてしまった。
- しかし最近では、核を使っても民間人はおろか兵士すら死ななくなった。(Hoi4)
- ナチスによるホロコーストは起こっているのか、起こっていないのか、よくわからないし不謹慎だから触れない。
- が、日本軍による南京大虐殺は普通に起こっていた。
- と思いきや、最近ではそれも無かった事にされた。(Hoi4)
- が、日本軍による南京大虐殺は普通に起こっていた。
- 各国は戦争が起こる前に倉庫に山ほどの貿易で入手した資源を積み上げていた。
- 戦争の目的は資源の争奪である。否、国家備蓄の奪い合いである。
- 最近では資源を貯めていたと思ったら いつのまにか資源が消えていたという怪現象が起きるようになった。(備蓄上限超過分の損失)
- 隊名のみで呼ばれていたので駆逐艦と潜水艦に固有名なんてなかった。
- ドイツ
- ナチスドイツの科学力は冗談抜きで世界一であった。
- 閣僚も軍人も研究機関も、すべてが突出していた。
- ともかくインチキ研究力であった。人海戦術系ドクトリンの研究ですらソ連の将軍よりマンシュタインの方が上手い。
- シャハト大臣は神。プレーヤーは即座にシャハトを大臣に起用し、彼が更迭されそうになっても終始かばった。
- 史実通り海軍はお粗末であった…だが海軍研究機関はイギリスや日本などの超海軍国家一歩手前のチートっぷりであった。
- 作ろうと思えば作れるが、先に隣国を片付けなければいけないのでどうしても後回しになる。だが、総統の気まぐれで空母機動艦隊が建造されることもあった。
- 戦時中のドイツはただでさえ少ない資源を傀儡国のスロヴァキアなどに必死になって配る枢軸国の鑑であった。
- 中東に進出したナチスドイツはパレスチナ周辺にユダヤ人国家イスラエルを独立させることもあった。
- もしくは、アフリカ・中東含めイタリア領と化していた。
- ノルウェーは特にメリットが無いので侵略しないことが多かった。
- 最近では、封鎖イベントによってスウェーデンから鉄を輸入できなくなるので、攻略する事も増えた。(DH)
- もしくはノルウェーの空軍基地が連合国の爆撃に用いられる為、それらを気にするプレーヤーにも渋々滅ぼされた。
- アメリカ合衆国
- 存在自体がチートであるため、戦争が始まるまで経済に重い足枷を嵌められ、停滞していた。
- いわゆるモンロー主義。自称「自由の国」は国民のワガママに弱い。
- 難易度最高では国民の我儘によりIC0(工業力無し)にまで停滞させられていた。
- 閣僚の更迭と再任という自作自演が繰り返され(不満度上昇)、怒った国民によって共産主義国家となる事もあった。(革命イベント)
- その後、共産主義アメリカ政府は適当な国家に宣戦し、経済回復を成し遂げるのだった。(平時補正解除)
- 核攻撃を受けた場合も、怒った国民によって共産主義国家となり強制的に和平が結ばれる。仮に本土まで攻め込まれていたとしても白紙和平で無かったことにされる。
- 史実通り非常に強力な海軍力を有していたが、海軍が好きすぎるあまり陸軍師団の整備が非常に疎かであった。
- そのため新大陸に強行上陸した大日本帝国軍やナチスドイツ軍、時には悪の心に目覚めたカナダなどに容易に蹂躙される。
- 合衆国海軍としては合衆国陸軍の提案に反対である。
- 石油禁輸措置が取られるまで、大日本帝国相手に滅茶苦茶良心的なレートで石油を売ってくれていた親切な国家であった。
- もしくは、日本と絶対の契りを交わしており、1948年まで石油を輸出し続けなければいけない運命にあった。(DH)
- 支那事変勃発後、アメリカは多少不機嫌になるが、アメリカ様のおつむは鶏並みなのでしばらく貿易していると忘れる。
- ジブラルタル陥落・スエズ陥落・中国降伏など、国際情勢の変化を伝える報道に、米国民は衝撃を受けたり、そうでなかったりする。(DH)
- ソビエト連邦
- 大粛清ではトハチェフスキー元帥など史実で粛清された将軍以外も、ランダムで無関係の将軍達(スターリンに従順だったジューコフ達を含む)をも粛清していた恐ろしい事件であった。
- ソビエトロシアでは、罪状は後から作られる。
- 世界線によっては、ジューコフら有能な将軍一同がモンゴル旅行に行っており粛清を免れる事もある。(遠征軍派遣)
- ソ連と戦争をしていない国(ナチスや大日本帝国含む)には貴重な資源を良心的なレートで取引してくれる救世主であった。
- 史実でも独ソ開戦まで積極的にドイツへ資源輸出をしていたらしい。
- 中国共産党とは特に付き合いは無かった。
- フランス
- 消耗抑制という茨の道とでも言うべき陸軍ドクトリンを採用していた(DHFullなどでは改善)。
- フランスの誇る梅毒将軍ことモーリス・ガムラン将軍は陸軍ドクトリンの研究をさせてもただの兵器会社より下手であった。
- マジノ線はガチ。
- イギリス
- 連合国はイギリス盟主の軍事同盟であり、戦争終結後もイギリスが主導権を握り続けた。
- 大陸に派遣してもどうせフランスは勝てないので、ダンケルク撤退どころか終始本国に引きこもっている。
- だが、アメリカも中々ノルマンディー上陸作戦をしてくれないので、欧州は灰色(ドイツ)か真っ赤(ソ連)に染まっているのが落ちである。
- ただ、たまにイギリスが本気を出して欧州がピンク色(イギリス)に染まることもある。
- その内、アメリカの核連打で欧州そのものが壊滅する。ついでにイギリスも核報復に遭って崩壊する。(DH並びにAOD)
- 大日本帝国
- 国家元首が大本営という名の国会議事堂になっている場合がある。
- 驚異の陸戦ドクトリン浸透強襲を振り回して暴れていた。
- 時々スオミ達も浸透強襲の極意に目覚める。
- 黄河を渡れなくなる黄河病という恐ろしい病気に兵士達が罹患し、中国戦線は停滞しがちであった。
- 最近ではさらにひどく、日本軍は途中から全く進軍しなくなる(DH)。これはpassivityという進軍停止AIが異常に高い値で設定されている為。
- このpassivity値を修正するだけで、日本はほぼ100%中華民国に勝利するようになる。
- 最近ではさらにひどく、日本軍は途中から全く進軍しなくなる(DH)。これはpassivityという進軍停止AIが異常に高い値で設定されている為。
- 日独伊三国同盟を結んでも特に影響はない。 無論ドイツの戦争に参加する必要もなく、対米交渉に悪影響を及ぼすこともない。
- 最近では、三国同盟を締結すると同時に、WW2即時参戦するようになった(HOI4)。真珠湾?知らない子ですね…
- 山本五十六はブーゲンビル島上空で死んでおらず、変わらず軍務に勤しんでいる。(1944年シナリオ)
- 降伏後の日本は野坂参三率いる共産主義国家になっていた。
- しかし気が付くと、いつもの民主主義国家に戻っていた。(AI用選挙イベント)
- 多少貿易と賄賂をする事で、イギリスと仲直りし連合国に参加することが出来た。無論、満州問題や中国問題など無かったことにされる。
- 木戸幸一内大臣や賀屋興宣蔵相など一般閣僚も兵士として戦っていた。(DH)
- 皇道派ルートを通じて日本のイデオロギーが中道(下記参照)になると、なぜか国名が「日本幕府(Japanese Shogunate)」になってしまう。(Hoi4) なんですかそれ。EU4でさえそうじゃなかったのに。
- ただし「昭和維新」NFを取ると、国名が「大日本帝国(Empire of Japan)」に変更される(WtT)。 史実ルート(ファシスト日本)でさえ国名が単に「日本(Japan)」になっているだけなのに…
- 中華民国
- vic時代では人の宝庫で魅力的な土地だった中国も、HOIでは資源が無くパルチザン発生率が高いゴミプロヴィンスに。日本に征服されても即効でリリースされることが多かった。
- 中華民国は常に日本を敵視しており、たとえ日本の傀儡国として再独立を果たしても、一切青写真を送らなかった。
- でも宗主国になった日本に援軍はバカスカ送る剛強嬌媚。
- 中華民国国民政府(汪兆銘政権)が成立する事もあるが、閣僚0人だったり、将軍がほとんど日本人だったり、独立と同時に日本兵が大量に亡命してきたりとカオスな状況が続いていた。
- 蒋介石マジックという恐ろしい呪文で中共も軍閥もあっという間に洗脳することができた。
- ドイツからファルケンハウゼンさんを取り上げられると一気に開発陣が寂しくなる。
- マンシュタイン&グデーリアンという超優等生揃いのドイツではファルケンハウゼンさんは閑職に回され冷や飯を食わされがち。
- そのファルケンハウゼンさんが戦後イベントで解放されたルクセンブルクの国家元首になっていたりする。
- 代わりに満州国の研究機関を取り込むこともある。近代化のためにはやむを得ないが、それでいいのだろうか。
- マンシュタイン&グデーリアンという超優等生揃いのドイツではファルケンハウゼンさんは閑職に回され冷や飯を食わされがち。
- 中華ソビエト(中国共産党)
- 中国共産党は山岳に作り上げた要塞に籠ってるだけの引きこもり軍閥であった。
- おおむね史実通り。
- 偉大なる同志毛沢東はPowerhungry Demagogue(権力に飢えた扇動家)であり、アドルフ・ヒトラーと似た性格であった。
- おおむね史実通り。
- 工業力も貧弱、研究機関も貧弱、兵の人員補充すらままならない弱小国家だった。
- おおむね史実通り。
- DH元首としての毛沢東は工業力を大幅に減少させ(IC-15%)、工場建設や資金生産にもマイナス補正を与える国家のお荷物だった。
- おおむね史実通り。
- なお中国では発売禁止。
- 満州国
- とっくの昔に肺炎で亡くなってるはずの新渡戸稲造(1862~1933)が満州国の国家元首になっていることがある。(1944年シナリオ)
- イタリア
- ヘタレ国家なので一番最後に後回しされる場合がある。
- 大戦末期はイタリア社会共和国のみが存在していた。
- スペイン
- フランコ率いる反乱軍は鎮圧される運命であった。
- そして、独ソ戦中にドイツへ宣戦布告することがある。
- ただし史実通りフランコが勝った場合、ドイツがソ連に喧嘩売らずに放置するとソ連の方から喧嘩を売ってきて、今まで同盟に応じなかったフランコが同盟に駆けつけてきてくれることがある。
- ジブラルタル海峡を押さえる為だけに征服されることがある。(道路)
- 放っておくとドイツの攻撃にさえ耐える超ガチガチ国家になる。
- フィンランド
- あっけなくソ連に併合される雑魚であった。
- 最近では冬戦争の最中にドイツに助けを求め枢軸入りし、それによって独ソ戦が1~2年前倒しになり史実以上のgdgd戦争になる。(HOI4)
- だがそれでもドイツ側が競り勝つ事もある。しかし、大抵フィンランドはそれまで持ちこたえられない。
- ベネズエラ
- ドイツや日本というならずもの国家にせっせと石油を輸出してくれるベネズエラは枢軸国家の鏡であった。
- コロンビア
- 太宰治がカミロ・ダーサ・アルバレスという偽名を使って亡命していた。
- アルバニア
- ソ連では兵士が畑で採れるが、アルバニアでは人民が畑に飲み込まれる。
- ルクセンブルク
- あらゆる面でイタリアが強く見える程、悲しいぐらいに圧倒的に弱い。気が付くと地図から国の名前が消えているのは日常茶飯事。
- 主要イデオロギーが中道(Non-Aligned)である全ての国(Hoi4)
- 「中道」(笑) …民主主義、ファシズム、共産主義のいずれにも属しないのを強引にひっくるめてこう呼んでいるらしいが…
- 特に「専制(Despotism)」と「寡頭制(Oligarchy)」…ファシズムにはなりきれなかった権威主義体制のことである。っていうか完全にEU4の時代に逆戻りしたような政治体制です、本当にありがとうございます。