ARROWS NX F-04G
ドコモ スマートフォン ARROWS NX F-04G(ドコモ スマートフォン アローズ エヌエックス エフゼロヨンジー)は、富士通によって開発された、NTTドコモの第4世代移動通信システム(PREMIUM 4G)・第3.9世代移動通信システム(Xi)・第3世代移動通信システム(FOMA)対応端末である。ドコモ スマートフォン(第2期)のひとつ。
キャリア | NTTドコモ |
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製造 | 富士通 |
発売日 | 2015年5月28日 |
概要 | |
OS | Android 5.0 |
CPU | Qualcomm Snapdragon 810 MSM8994 2.0GHz + 1.5GHz (オクタコア) |
音声通信方式 | 3.9G:VoLTE(LTE) 3G:FOMA(W-CDMA) 2G:GSM |
データ通信方式 | 4G:PREMIUM 4G 3.9G:Xi 3G:FOMA(HSDPA・HSUPA) 2G:GSM 無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac) |
形状 | ストレート型 |
サイズ | 146 × 70 × 8.8(最厚部10.5) mm |
質量 | 約155 g |
連続通話時間 | 約1200分(LTE) 約890分(3G) 約870分(GSM) |
連続待受時間 | 約360時間(静止時・LTE) 約400時間(静止時・3G) 約320時間(静止時・GSM) |
充電時間 | 約150分[1] |
バッテリー | 3120mAh (取り外し不可) |
内部メモリ | RAM:3GB ROM:32GB |
外部メモリ | microSD (最大2GB・NTTドコモ公表) microSDHC(最大32GB・NTTドコモ公表) microSDXC(最大128GB・NTTドコモ公表) |
日本語入力 | Super ATOK ULTIAS |
FeliCa | FeliCa/NFC(決済対応)/TransferJet |
赤外線通信機能 | あり |
テザリング | Wi-fi:10台 Bluetooth:5台 USB:1台 |
Bluetooth | 4.1[2] |
放送受信機能 | ワンセグ フルセグ(録画・データ放送対応) モバキャス |
外部接続 | microUSB 3.5φイヤホンマイク端子 |
備考 | 実使用時間:約68.4時間 |
メインディスプレイ | |
方式 | IPS |
解像度 | WQHD (1440×2560ドット) |
サイズ | 5.2インチ |
表示色数 | 約1677万色 |
サブディスプレイ | |
なし | |
メインカメラ | |
画素数・方式 | 約2150万画素裏面照射積層型CMOS Exmor RS for mobile |
機能 | 手ぶれ補正機能 2160p動画 顔認識 |
サブカメラ | |
画素数・方式 | 約240万画素裏面照射型CMOS |
カラーバリエーション | |
Iris Green | |
Black | |
White | |
■テンプレート / ■トーク ■ウィキプロジェクト |
目次
概要
F-04GはF-02Gの後継機種である。
スマートフォンとしては世界初となる虹彩認証センサーを搭載している。虹彩生体認証を組み合わせることで、画面をタッチして、画面に目を映すだけでロック解除ができる。またWebサイトなどで入力が面倒なIDやパスワードを登録できるパスワードマネージャーとの併用により、IDやパスワードを覚えなくても、画面を見るだけで自動で入力できる。docomo IDのログインにも対応している。虹彩認証センサーは虹彩認証専用の赤外線カメラと赤外線LED照明からなっており、暗い場所でも認証を行うことが可能となっている。また虹彩の登録後は、眼鏡のレンズ越しからでも認識する事が可能となっている。ただし、従来のARROWSシリーズとは異なり、指紋認証には対応していない。更に、カラーコンタクトレンズや、サングラスを着用した状態では、認証が出来ないなどの問題もある。
アウトカメラは有効画素数が2150万画素にアップし、露光時間の違う2枚の写真を同時に撮影・合成するHDRが、撮影画面で確認できるリアルタイムHDRに進化した他、4K動画撮影に対応。また240万画素のインカメラは富士通独自の画像処理エンジン「GRANVU」と顔認識に対応した。
他にスマートフォンとしては世界初となる高速近距離無線転送技術のTransferJetを搭載、新たにPREMIUM 4Gへの対応、CPUもオクタコアへと強化されている。
キャッチコピーは「あなたの瞳が、カギになる。すべてをスマートに、心地よく。世界初虹彩認証「Iris Passport」搭載。」。
主な機能
主な対応サービス | |||
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タッチパネル/加速度センサー | PREMIUM 4G[3]/Xi[4]/FOMAハイスピード[5]/VoLTE | Bluetooth | DCMX/おサイフケータイ/NFC/TransferJet/かざしてリンク/赤外線/トルカ |
ワンセグ[6]/フルセグ[7]/モバキャス[8] | メロディコール | テザリング | WiFi IEEE802.11a/b/g/n/ac |
GPS | ドコモメール/電話帳バックアップ | デコメール/デコメ絵文字/ |
iチャネル |
エリアメール/ソフトウェアーアップデート自動更新/生体認証 ( |
デジタルオーディオプレーヤー(WMA・MP3他)/ハイレゾ音源 | GSM/3Gローミング(WORLD WING) | フルブラウザ/ |
Google Play/dメニュー/dマーケット | Gmail/Google Talk/YouTube/Picasa | バーコードリーダ/名刺リーダ | ドコモ地図ナビ/ドコモ ドライブネット/Google Maps/ストリートビュー |
歴史
調査結果
SoCにSnapdragon 810を採用している。 Snapdragon 810はBIGコア4個、littleコア4個のBIG.little構成で計8コアである。
ただしBigコアは充電器に接続した状態で、8スレッドの中で延々とforループを回して負荷100%を叩きだすアプリを動かした場合にのみ稼働を確認し、その他の方法では稼働を確認できなかった。 とくに4〜8スレッドのスレッドプールに対して細かいタスクを入れ続けるパターンではlittleコアの負荷が100%近いであってもBIGコアは発動しなかった。 なお、スレッドプールに対して細かいタスクを入れ続けるパターンで並列実行時の最適なスレッド数は4スレッド(制御用メインスレッド1 + ワーカースレッド3)の時にもっとも高いパフォーマンスを発揮した。 Google Playで販売されているGTA3やDark Nightなどの3Dゲームなどを動かし、その状態でのCPUコアの稼働情報を観察したが、こちらも基本的にはlittle4コアのみの稼働であった。
これらの挙動は他のSnapdragon 810搭載機と異なるものであり、ガラケー時代から防水防塵がウリの富士通製品という発熱を逃がしにくい筐体の都合で、熱暴走対策としてCPUに制限を入れているものと思われる。 このことから基本的に「F-04GはLittle4コア1.5GHz」と考えるのが順当であると思われる。
追記:端末に負荷をかけつづけ発熱させることで「リトル2コア+ビッグ2コア(ただし共に0.7GHz稼働)」という状態になることを確認した。この際の処理速度は通常のリトル4コア1.5GHz稼働時の3割減くらいであった。
関連項目
- 富士通
- ARROWS
- F-02G - 先代機種。
- ARROWSケータイ F-05G
- アップアップガールズ (仮) - イメージキャラクター
- THE IDOLM@STER - コラボレーションモデルを発売
外部リンク
脚注
- ↑ ACアダプタ05(別売)使用時
- ↑ 対応プロファイル:HFP、HSP、DUN、OPP、SPP、HID、A2DP(aptx/SBC対応)、AVRCP、PBAP、PAN(PAN-NAP/PANU対応)、HDP、ANP、FMP、PASP、PXP、TIP、HOGP
- ↑ 受信時:225Mbps/送信時:50Mbps
- ↑ 受信時:150Mbps/送信時:50Mbps
- ↑ 受信時:14Mbps/送信時:5.7Mbps
- ↑ 連続視聴時間:約430分
- ↑ 連続視聴時間:約280分
- ↑ 連続視聴時間:約320分
- ↑ ARROWS NX F-04G | 製品 | NTTドコモ
- ↑ 報道発表資料 : 「ドコモ スマートフォン ARROWS NX F-04G」の一時販売停止のお知らせ | お知らせ | NTTドコモ