Alpine Linux
ナビゲーションに移動
検索に移動
Alpine Linux (アルパイン・リナックス) とは、必要最小限のLinuxカーネルと、必要最小限のユーザーランド(muslとBusyBox)しか入っていないLinuxディストリビューションです。
概要
Alpineは「フロッピーディスク1枚に収まるLinuxディストリビューション」を開発していたLEAF Projectから派生したものです。
最初期のAlpineは「サーバーとして使用する際にHTTPdなどのデーモンだけが動いているのが理想」という考え方のもと、「不要なもの」を徹底的に排除することでセキュリティを高めるという目的で開発されていました。
後にLinuxを使ったIoT機器が大流行すると、その「軽さ」に注目が集まりました。 とくに少量のRAMディスクを使用した「電源をぶつ切りができるモード」が標準装備されたことで人気を博しました。 今でも「Raspberry Piよりも低性能で低価格な機器」で圧倒的な人気となっています。
後にコンテナ仮想化が大流行すると、やっぱりその「軽さ」に注目が集まりました。 コンテナが小さくなるので何をするにも速いという特徴があります。
注意
いわゆるUbuntuやFedoraなどの「有名どころのLinuxディストリビューション」とは互換性がありません。 そもそも「libc」が違います。 残念ながら素人におすすめできる代物ではありません。