天使の取り分
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天使の取り分(英語:Angels share)とは、ウイスキーなどを樽の中で熟成させていると容量が減っていく現象のことである。
コンピューターの世界では「カタログスペックに盛られた数字」と「現実の数字」の差を指していることが多い。
HDDやSSDの容量表記[編集 | ソースを編集]
HDDやSSDの容量はメーカーは10進数(1000の倍数)で表記するのに対して、OSなどのソフトウェアは16進数(1024の倍数)で表記することによって発生する誤差である。この誤差を「天使の取り分」と呼ぶことが多い。
ファイルシステムのメタデータ[編集 | ソースを編集]
前述のHDDやSSDの表記誤差とは別に、ファイルシステムが使用するメタデータを格納する領域として1%〜2%くらい容量が減る現象のことである。RAIDなどの高度なシステムになるほど減少量は大きくなる傾向にある。これも「天使の取り分」である。
OSの使用領域[編集 | ソースを編集]
主にスマホに多いのがこれ。 カタログスペックに「ストレージ32GB」と書かれていても実際にはOSが10GBくらい消費していて32GB全部は使えないパターンである。