ピピンアットマーク
2020年10月8日 (木) 04:54時点におけるAdministrator (トーク | 投稿記録)による版
ピピンアットマーク(Pippin atmark)とは、バンダイとアップルが共同開発した家庭用ゲーム機である。米国および欧州では「ピピンアットワールド」という製品名で販売された。
概要
日本で発売されたピピンアットマークは当時のMacintoshと同じプラチナカラー(白色)が用いられた。一方、海外向けのピピンアットワールドでは黒色が用いられている。
ピピンアットマークでは専用のソフトウェアに加え、「CD-ROMから直接起動できる」漢字Talk 7.5(MacOS 7.5)対応のソフトウェアを利用できる。ハードディスクにインストールが必要なソフトウェアは動かない。
先行したセガサターンやプレイステーションより低性能でありながら高価格で、MacやPCと比べると低性能すぎなうえに制限も多く実用的ではない。
しかもピピンアットマーク専用ソフトはファミコンやPCエンジンのゲームよりもショボいクソゲーしか存在しないという。2000世紀初頭に流行した素人が作ったFlashゲームたちの方がクオリティが高いくらいショボい。
このため実質的なソフトウェアは漢字Talk 7.5向けにMacromedia Shockwaveで作られた実写アダルトゲームくらいしかないという凄惨さを極めた。
さらに当初の販売は電話注文のみであった。 全世界累計販売台数が4万2000台と「世界一売れなかったゲーム機」として知られる。バンダイによると10万台くらい作ったらしい。