ハードウェアRAID
ハードウェアRAIDとは、RAIDの処理を「RAIDコントローラー」と呼ばれる半導体チップで行う方式をいいます。マザーボードのチップセットの機能で実現するRAIDもハードウェアRAIDの一種であるといえます。
利点と欠点 編集
ハードウェアRAIDはRAIDカード上に搭載された専用のASICやFPGAで処理されるため処理速度がほぼ一定で推移する傾向が強いという特徴があります。急激な落ち込みなどは発生しづらく、高負荷が継続するようなシステムにおいて窒息するような速度低下を引き起こさないという利点があります。
また、専用のASICやFPGAで処理されるため、その電子回路にバグが無い限り、外部からの影響を受けずに安定して動作するという利点もあります。なお、バグがあると改修が難しいため残念なことになります。
また、ハードウェアRAIDでは「OSに依存しない」という特徴があります。OSからはRAIDコントローラー自体がドライブに見えます。ただこれは「OSから制御しにくい」という欠点でもあります。故障したディスクをOSの画面上に表示したい場合などにドハマリするでしょう。
備考 編集
最近ではASICやFPGAではなく、RAIDケース自体がLinuxなどを搭載した単体のコンピューターになっており、その中でソフトウェアRAIDを使用しているものも存在します。このような構成の製品は本来ソフトウェアRAIDであるが実質ハードウェアRAIDであるといえます。いわゆるLinuxボックスの一種であるため、バグがあっても改修されやすい、ARMボードなどの汎用品を利用しているため価格も安いなど、従来のハードウェアRAIDの欠点が改善されています。欠点があるとすればケースの電源を入れてから使用できるようになるまでの起動時間が長いくらいです。