NEC V60とは、1986年にNECから発売した独自設計のCPUです。

型番

  • μPD70616 = フルバージョン
  • μPD70615 = NEC V20およびNEC V30のエミュレーションを削った廉価版

後に改良型のV70やV80も登場し、さらにV800などの後継品も登場しました。

採用例

= アーケードゲーム

このV60は日本のアーケードゲーム基板で大流行しました。 採用事例としてはサミーセタビスコの「SSV」やセガの「SYSTEM32」や「MODEL1」などが有名です。

こんな謎CPUが採用された背景には海賊版対策・コピープロテクトの意味があったようです。

アーケードゲーム基板で大人気だったこともあり日本独自の超マイナーCPUのくせにMAMEの中の人たちが頑張ったおかげでオープンソースエミュレーターは豊富にあります。

PC-9801シリーズ

NECからはPC-9801シリーズCバスにぶっ挿せるV60ボードも発売しました。 これにはPC-UX/V(Rel 2.0)(V60)というUNIXが付属していました。

なんとIntel 10186やIntel 80286を搭載した初期のPC-9801シリーズでUNIXが動かせます。 386以降であればこんなボードが無くても普通にBSD系が動かせますが、当時は286で動かせることに意味があったようです。

文豪シリーズ

NECのワープロ専用機である文豪ミニシリーズの一部機種(5SX、7SX、7SD)にも採用されました。これらのメインCPUはV33であり、アウトラインフォント処理専用プロセッサとしてV60という構成になっています。つまりGPUでありバーテックスシェーダーとしての用途です。

関連項目

  • MAME (Multiple Arcade Machine Emulator)