ヒット数
概要
一般的には1枚のHTMLには、それに付随するかたちで画像やCSS、JavaScriptなど、様々なファイルが紐付いている。HTMLの取得に加え、これらのファイルの取得も単純に数えたものがヒット数である。
たとえば以下であれば計15ヒットとなる。
- HTML - 1ファイル
- CSS - 2ファイル
- JavaScript - 4ファイル
- 画像 - 8ファイル
Apache HTTPdなどにおいてアクセスログを日単位でとっているのであればファイルの行数とほぼイコールである。OPTIONSなどの特定のHTTPリクエストメソッドはカウントしないのが常なので完全にイコールではないが、そんなに細かいことを気にしても仕方のない数字である。
広告的な営業や商談において「うちのサイトのヒット数は~」などと言うような場合はインチキくさいと思って間違いない。このような営業的な会話では主にページビューやユニークユーザー数を使うのが常識であり、ヒット数を用いることはまずない。
一方で、技術的な話題や商談であれば「うちの高性能サーバーは○○ヒット数を捌けます」などと言った会話となるため、このような使われ方では信頼度は高いものとなる。つまりサーバーの性能を競うための指標であるといえる。
どうでもいいことだが、英語ではHit Countが正確な記述だろうがHitsの方がよく使われているような気がする。Googleアナリティクスの英語版でもHitsと記載されている。
注意事項
ヒット数はHTMLの送信数のみを指す「ページビュー」とは異なるものである点に注意する必要がある。
なお、Googleアナリティクスでは、アクセス解析を行うためのデータ取得にJavaScriptによるビーコンを使用しているという関係上、主にHTMLくらいにしかJavaScriptを埋め込めないため、ヒット数とページビューはほぼ同一のものとなる。