COOL (C like Object Oriented Language)
概要
アンダース・ヘルスバーグによると、COOLという名称は「C like Object Oriented Language」の頭字語であるという。
これを意訳すると「C言語に似せたObject Pascal」という意味であり、具体的にはPascal系のプログラミング言語に恐怖心を抱いているC言語系のプログラミング言語を主体とするプログラマーに対して「C言語とほぼ同じだよ、簡単だよ、簡単」と騙してデスマーチに陥りそうなプロジェクトに誘い込むための罠、という意味である。
本来であればC#はコードネームそのまま「COOL」という名称で世に現れる予定であったが、NASAのジョンソン宇宙センターで密かに使われている「COOL (Classroom Object Oriented Language)」というプログラミング言語が既にあることがわかり、紛らわしいので別名にするになったと言い伝えられている。
その際に挙げられた別名には以下のような物があるという。
- EC(いーしー)
- C2(しーすくうぇあ)
- C3(しーきゅーぶ)
- Cs(しーせしうむ) - あやしいお米で有名なセシウムさんである。
- C♯(しーしゃーぷ) - ※音楽記号
この中でCシャープ(音楽記号)は近くでよーくよーく見ると「C++++」のように見えたため「C♯」にほぼ決定した。[1][2]
ただし「♯」という音楽記号は、一部の地域で用いられているフォントやブラウザなどの技術的な制約があり、また標準的なキーボードには存在せず入力が難しいため、発音については「シャープ」であるが、その表記については「♯(シャープ)」ではなく「#(ナンバー)」を採用したとしている。[3]
関連項目
- COOL - 曖昧
- C#
- Cシャープ(音楽記号)