人月の神話
2019年11月29日 (金) 03:35時点におけるAdministrator (トーク | 投稿記録)による版
人月の神話とは、IBMのメインフレームであるSystem/360の開発責任者が直面したデスマーチの経緯と打開策を書き残した遺書であり、システムエンジニアやプログラマは絶対に読めと言われる書籍である。
概要
IBMが請け負ったシステム開発案件で発生したデスマーチの統計と、その打開案が記された書物である。 体感ではなく統計。 考えるな、感じろ。
大雑把に意訳されたものをよく見かける。すべて似たような意味である。
- 猫踏んじゃったしか弾けない人間を500人集めてもショパンの曲は演奏できない
- 竹槍を持った人を100人集めてもB29は落とせない
- 妊婦を10人集めたところで1か月で子供は生まれない
- カップラーメンに180人がかりでお湯を入れれば1秒でできあがると思ってるやつ
- 垂直に50センチ跳ぶ人間を10人集めても5メートルジャンプできる訳ではない
さらに、猫踏んじゃったしか弾けない人間を500人集めてショパンの曲の練習をし続ければまだマシだが、最初に100人集めて毎月のように「途中で人員追加」はさらなる絶望的な結果を招くと記されている。
怖いですね。怖いですね。