アリバイ価格
アリバイ価格とは、CPUやGPUなどのコンピューター部品の販売において、メーカーが公表した希望小売価格(MSRP)で販売される製品が極めて少量しか用意されない価格設定のことを指します。
この慣行には以下の特徴があります:
- 極少数の製品のみがMSRPで販売される
- MSRPモデルは初回在庫のみで、その後は販売されない
- 大多数の製品はMSRPを大幅に上回る価格で販売される
例えば、GeForce RTX 5000シリーズでは:
- RTX 5090: MSRP 393,800円
- RTX 5080: MSRP 198,800円
- RTX 5070 Ti: MSRP 148,800円
しかし、実際にはこれらの価格で購入できる製品は非常に限られており、多くの場合MSRPを20-35%上回る価格で販売されています。
アリバイ価格の目的は、メーカーが公式に発表した価格が「嘘ではない」という実績を作ることです。しかし、この慣行は消費者にとって不利益となり、実質的に詐欺まがいの戦略だと批判されています。
最近では、GeForce RTX 5070 Tiの発売時に、MSRP(148,800円)で販売されるモデルが1つも存在しないという事態も発生しており、アリバイ価格の慣行がさらに悪化している傾向が見られます。