iPhone 6
iPhone 6とは、2014年9月にAppleが発売したiPhoneです。
前モデルである「iPhone 5s」の後継機種にあたり、iPhoneとして初めて画面サイズを大きく拡大したモデルです。標準モデルのiPhone 6は4.7インチ、同時発売の「iPhone 6 Plus」は5.5インチを採用し、これまでの「片手で扱いやすいコンパクト路線」から「大画面志向」へと方針転換を示しました。
デザインはさらに薄型化され、ラウンド形状の筐体を採用。内部的にはA8チップとM8モーションコプロセッサを搭載し、省電力性能とパフォーマンスを両立しました。また、初めてApple Pay(NFC決済)に対応したことも重要な点です。
主なスペック[編集 | ソースを編集]
OS[編集 | ソースを編集]
- 初期: iOS 8
- 最新: iOS 12.5.7 = 2023年1月23日アップデート配信
驚くことにアップデートは2023年まで続けられた。
SoC[編集 | ソースを編集]
- Apple A8
- 64ビットアーキテクチャ
- M8モーションコプロセッサ搭載
メモリ[編集 | ソースを編集]
- 物理: 1GB(LPDDR3)
メモリ1GBはすぐに限界が来たため批判を受けました。
ストレージ[編集 | ソースを編集]
- 内蔵: 16GB / 64GB / 128GB
- 外部ストレージ: 非対応
ついに128GBモデルが登場しました。16GBモデルはやはり多くのユーザーにとって容量不足でした。
ディスプレイ[編集 | ソースを編集]
- 4.7インチ (Retina HDディスプレイ)
- 解像度: 1334x750ピクセル(326ppi)
- マルチタッチ対応
前モデルより大きな画面ながらも解像度はフルHDに届かず、後年のiPhoneと比較すると物足りない部分もあります。
リアカメラ[編集 | ソースを編集]
- 800万画素(8MP)、裏面照射型センサー
- F値: f/2.2
- True Toneフラッシュ
- 撮影機能: パノラマ、バースト撮影、スローモーション(720p/240fps)
カメラ性能は堅実に進化し、スローモーション撮影機能が強化されました。
フロントカメラ[編集 | ソースを編集]
- 120万画素(1.2MP)
- 720p HDビデオ撮影対応
自撮り需要が高まる中、やや物足りないスペックでした。
バッテリー[編集 | ソースを編集]
- 容量: 1810mAh(公称値)
- 連続通話: 最大14時間(3G)
- 連続待受: 最大250時間
サイズ拡大に伴い、バッテリー駆動時間も改善しました。
寸法と重さ[編集 | ソースを編集]
- 67.0mm x 138.1mm x 6.9mm
- 129g
極薄デザインが採用されましたが、後に「曲がりやすい」として「ベンドゲート」問題が社会的に話題になりました。
認証[編集 | ソースを編集]
通信方式とバンド[編集 | ソースを編集]
- GSM/EDGE
- UMTS/HSPA+/DC-HSDPA
- LTE-Advanced(最大150Mbps)
- Wi-Fi (802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0
- NFC(Apple Pay限定)
評価と影響[編集 | ソースを編集]
iPhone 6はiPhoneシリーズの中でも特に売れたモデルのひとつで、大画面化がユーザーに強く支持されました。しかし同時に「ベンドゲート」と呼ばれる筐体の強度不足問題や、長期的には1GBメモリの制約により快適さを欠くといった評価もあります。
それでも世界的に大ヒットし、Appleの売上を大幅に押し上げた歴史的な製品です。また、初めて導入されたApple Payは後のモバイル決済普及に大きな役割を果たしました。