「カウンタIC」の版間の差分

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カウンターICとは、半導体ICのうち、一定速度で数字がカウントアップするだけのICをいう。
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== 概要 ==
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動作としては「0から65535までを4.096秒で1周する」といった感じである。1クロックで数字が1増える。ただ数字を数えるだけ。
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== 用途 ==
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=== マイクロ秒単位やナノ秒単位での制御 ===
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主にステッピングモーターの駆動時間をマイクロ秒単位やナノ秒単位などで厳密に制御したい場合や、パルスを数クロックだけ遅らせたい場合などに使われる。
  
 
秒単位やミリ秒単位よりも遥かに細かい数字が欲しい時に使う「クロック単位のストップウォッチ」みたいなものである。
 
秒単位やミリ秒単位よりも遥かに細かい数字が欲しい時に使う「クロック単位のストップウォッチ」みたいなものである。
  
主にステッピングモーターの駆動時間を厳密に制御したい場合や、パルスを半周期遅らせたい場合などに使われる。
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=== 疑似乱数 ===
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カウンタICの値を[[疑似乱数]]として利用することもある。乱数が欲しいときにカウンタICから値を取得するだけでそれっぽい値が取得できる。めっちゃ高速なカウンタICを使うと「ほぼ疑似ではない乱数」になる。
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ちなみにこれは[[Z80]]の[[リフレッシュレジスタ]]を使った[[疑似乱数]]とほぼ同じで原理である。
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==関連項目==
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*[[剰余]]
  
その他にもカウンタICの値を[[疑似乱数]]として利用することもある。これは[[Z80]]の[[リフレッシュレジスタ]]を使った[[疑似乱数]]とほぼ同じで原理である。
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[[category: 電子部品]]

2019年10月31日 (木) 07:25時点における最新版

カウンターICとは、半導体ICのうち、一定速度で数字がカウントアップするだけのICをいう。

概要[編集 | ソースを編集]

動作としては「0から65535までを4.096秒で1周する」といった感じである。1クロックで数字が1増える。ただ数字を数えるだけ。

用途[編集 | ソースを編集]

マイクロ秒単位やナノ秒単位での制御[編集 | ソースを編集]

主にステッピングモーターの駆動時間をマイクロ秒単位やナノ秒単位などで厳密に制御したい場合や、パルスを数クロックだけ遅らせたい場合などに使われる。

秒単位やミリ秒単位よりも遥かに細かい数字が欲しい時に使う「クロック単位のストップウォッチ」みたいなものである。

疑似乱数[編集 | ソースを編集]

カウンタICの値を疑似乱数として利用することもある。乱数が欲しいときにカウンタICから値を取得するだけでそれっぽい値が取得できる。めっちゃ高速なカウンタICを使うと「ほぼ疑似ではない乱数」になる。

ちなみにこれはZ80リフレッシュレジスタを使った疑似乱数とほぼ同じで原理である。

関連項目[編集 | ソースを編集]