「クォータニオン」の版間の差分

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'''クォータニオン'''とは、「2つの要素でひとつの数」という[[複素数]]の考え方を拡張したもので、「4つの要素でひとつの数」というものをいう。
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'''クォータニオン'''([[英語]]:quaternion)とは、「2つの要素でひとつの数」という[[複素数]]の考え方を拡張したもので、「4つの要素でひとつの数」というものをいう。
  
日本語では「超複素数」などとも呼ばれる。
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日本語では「四元数」や「超複素数」などとも呼ばれる。
  
 
ちなみに「3つの要素でひとつの数」はできないらしい。小難しい算数の話は[[ググれ]]。
 
ちなみに「3つの要素でひとつの数」はできないらしい。小難しい算数の話は[[ググれ]]。
  
4つの要素は(x, y, z, w)と記述されることが多い。
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4つの要素は(x, y, z, w)と記述される。4次元[[ベクトル]]だな。
  
 
複素数が2次元の回転を表すのに最適なように、クォータニオンは3次元の回転を表すのに最適である。クォータニオンを使うと「3つの複素数で3次元の回転」を表す場合に発生する[[ジンバルロック]]という問題を回避できる。
 
複素数が2次元の回転を表すのに最適なように、クォータニオンは3次元の回転を表すのに最適である。クォータニオンを使うと「3つの複素数で3次元の回転」を表す場合に発生する[[ジンバルロック]]という問題を回避できる。

2020年9月4日 (金) 08:52時点における版

クォータニオン英語:quaternion)とは、「2つの要素でひとつの数」という複素数の考え方を拡張したもので、「4つの要素でひとつの数」というものをいう。

日本語では「四元数」や「超複素数」などとも呼ばれる。

ちなみに「3つの要素でひとつの数」はできないらしい。小難しい算数の話はググれ

4つの要素は(x, y, z, w)と記述される。4次元ベクトルだな。

複素数が2次元の回転を表すのに最適なように、クォータニオンは3次元の回転を表すのに最適である。クォータニオンを使うと「3つの複素数で3次元の回転」を表す場合に発生するジンバルロックという問題を回避できる。

関連項目