ステージングテクスチャ

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ステージング・テクスチャ(Staging Textures)とは、テクスチャを「CPUから見えるVRAM領域」に確保することをいう。

主に「動画テクスチャ」のメモリ転送の負荷を下げるために使われる手法である。

一般的にテクスチャGPUに送り込むと「CPUから見えないVRAM領域」に書き込まれる。なぜ見えないのかというと、一般的にテクスチャは「2次元の画像」だがGPUに送り込んだ時点でGPUが扱いやすいように「1次元のデータ」に変換されており原型をとどめていないためだ。

このようにVRAM上のテクスチャは見えない領域にあるためテクスチャを書き換えたい場合にはその都度メインメモリからVRAMへ転送する必要がある。これは重たい。ゲーム内でテレビや野外ビジョンなんかを再現するのに動画から切り出した静止画を毎フレーム流し込んだりする場合はかなり辛い。

そこでテクスチャをVRAM上に2次元のまま確保してCPUからもアクセスできるようにし、VRAM(2次元領域)からVRAM(1次元領域)へ転送すれば高速だろ。という考え方が登場した。このVRAM(2次元領域)がステージング・テクスチャである。

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