「ネットブック」の版間の差分

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'''ネットブック'''([[英語]]:netbook)とは、2007年から2010年頃に流行した[[Atom]]と低解像度の[[ディスプレイ]]を搭載した小型の[[ノートPC]]である。
 
'''ネットブック'''([[英語]]:netbook)とは、2007年から2010年頃に流行した[[Atom]]と低解像度の[[ディスプレイ]]を搭載した小型の[[ノートPC]]である。
  
COMPUTEX TAIPEI 2007に「199ドル・ノートPC」として展示された[[ASUS]]の[[EeePC]]が最初であるとされている。
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COMPUTEX TAIPEI 2007に「199ドル・ノートPC」として展示された[[ASUS]]の[[EeePC]]が最初の製品であるとされている。似たような「小さい」というコンセプトの製品としては古くから[[CASIO]]の[[CASSIOPEIA FIVA]]などがあったが、展示内容からも分かるようにネットブックは「安い」という点が全面に打ち出されていた。
  
 
「[[ネット]]さえできればいいという需要向け」と説明されていたが、小さい[[液晶]]と非力な[[CPU]]では[[インターネットサーフィン]]すら厳しかった。
 
「[[ネット]]さえできればいいという需要向け」と説明されていたが、小さい[[液晶]]と非力な[[CPU]]では[[インターネットサーフィン]]すら厳しかった。
  
ネットブックの定価は2~3万円と安く、さらに[[モバイルルーター]]とセット販売により「[[実質無料]]」として大量にバラ撒かれた。
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前述のようにネットブックの定価は2~3万円と安く、さらに[[モバイルルーター]]とセット販売により「[[実質無料]]」として大量にバラ撒かれた。
  
 
実のところ、あと1万円も出せば末永く使える[[レノボ]]や[[デル]]の「まともなノートPC」が買えた。そこには後から1万円追加してもどうにもならないほどの差があった。
 
実のところ、あと1万円も出せば末永く使える[[レノボ]]や[[デル]]の「まともなノートPC」が買えた。そこには後から1万円追加してもどうにもならないほどの差があった。
  
 
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2019年12月24日 (火) 04:39時点における版

ネットブック英語:netbook)とは、2007年から2010年頃に流行したAtomと低解像度のディスプレイを搭載した小型のノートPCである。

COMPUTEX TAIPEI 2007に「199ドル・ノートPC」として展示されたASUSEeePCが最初の製品であるとされている。似たような「小さい」というコンセプトの製品としては古くからCASIOCASSIOPEIA FIVAなどがあったが、展示内容からも分かるようにネットブックは「安い」という点が全面に打ち出されていた。

ネットさえできればいいという需要向け」と説明されていたが、小さい液晶と非力なCPUではインターネットサーフィンすら厳しかった。

前述のようにネットブックの定価は2~3万円と安く、さらにモバイルルーターとセット販売により「実質無料」として大量にバラ撒かれた。

実のところ、あと1万円も出せば末永く使えるレノボデルの「まともなノートPC」が買えた。そこには後から1万円追加してもどうにもならないほどの差があった。

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