「バーチャルサラウンド」の版間の差分

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'''バーチャルサラウンド'''とは、本来3個以上(5個から7個が一般的)のスピーカーで実現する「[[サラウンド]]」を、わずか2個のスピーカーで再現するシステムのことである。
 
'''バーチャルサラウンド'''とは、本来3個以上(5個から7個が一般的)のスピーカーで実現する「[[サラウンド]]」を、わずか2個のスピーカーで再現するシステムのことである。
  
人間の耳は2個である。ならば本物なサラウンドスピーカーで音を鳴らして左右の耳元付近に到達した際の「音の波形」を計算で再現できれば2個のスピーカーでも3Dに聞こえるのではないかというものである。
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人間の耳は2個である。ならば本物なサラウンドスピーカーで音を鳴らして左右の耳元付近に到達した際の「音の波形」を計算でシミュレーションできれば2個のスピーカーでも3Dに聞こえるのではないか、というものである。
  
基本的には[[3DCG]]の[[レイトレーシング]]とまったく同じ原理であり、光源と視点を音源と耳に置き換えた感じである。
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基本的には[[3DCG]]の[[レイトレーシング]]とまったく同じ原理であり、光源と視点を音源と耳に置き換えた感じである。ちなみにそんな複雑な計算をせず「それっぽく再生するだけ」のバーチャルサラウンドを掲げる製品も多い。
  
 
バーチャルサラウンドはシミュレーションの簡単な「耳元付近」、すなわちヘッドホン向けのものがほとんどである。
 
バーチャルサラウンドはシミュレーションの簡単な「耳元付近」、すなわちヘッドホン向けのものがほとんどである。

2022年1月17日 (月) 01:23時点における最新版

バーチャルサラウンドとは、本来3個以上(5個から7個が一般的)のスピーカーで実現する「サラウンド」を、わずか2個のスピーカーで再現するシステムのことである。

人間の耳は2個である。ならば本物なサラウンドスピーカーで音を鳴らして左右の耳元付近に到達した際の「音の波形」を計算でシミュレーションできれば2個のスピーカーでも3Dに聞こえるのではないか、というものである。

基本的には3DCGレイトレーシングとまったく同じ原理であり、光源と視点を音源と耳に置き換えた感じである。ちなみにそんな複雑な計算をせず「それっぽく再生するだけ」のバーチャルサラウンドを掲げる製品も多い。

バーチャルサラウンドはシミュレーションの簡単な「耳元付近」、すなわちヘッドホン向けのものがほとんどである。 ごくわずかではあるが2個のスピーカーを用いるシステムもあることはある。