「パンチカード」の版間の差分

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[[ファイル:Blue-punch-card-front-horiz.png|right|thumb|300px|20世紀に最も広く使われた80欄のパンチカード。寸法は 187.325 mm × 82.55 mm。この例は1964年の[[EBCDIC]]文字セットにそれ以前につかわれていた特殊記号を加えて示したものである。]]
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'''パンチカード'''([[英語]]:punch card)とは、輸送中に転倒して列び順がグチャグチャになると諸先輩方からパンチを喰らう紙を使用した[[記録媒体]]の1つである。
 
'''パンチカード'''([[英語]]:punch card)とは、輸送中に転倒して列び順がグチャグチャになると諸先輩方からパンチを喰らう紙を使用した[[記録媒体]]の1つである。
  
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パンチカードとは各種試験などで使われる[[マークシート]]のようなものである。このパンチカードと呼ばれる紙に[[ソースコード]]を記載し、ページ順を整えて、読み取り機にセットすると、順次[[デジタル]]な[[データ]]として読み取られるという。パンチカードは主に[[Fortran]]や[[COBOL]]を主力とする[[大型機]]の世界で使われていた。
 
パンチカードとは各種試験などで使われる[[マークシート]]のようなものである。このパンチカードと呼ばれる紙に[[ソースコード]]を記載し、ページ順を整えて、読み取り機にセットすると、順次[[デジタル]]な[[データ]]として読み取られるという。パンチカードは主に[[Fortran]]や[[COBOL]]を主力とする[[大型機]]の世界で使われていた。
  
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[[穿孔テープ]]よりもパンチカードは輸送や管理が面倒ではあるが、1枚単位に分かれていることでページ単位で[[デバッグ]]および[[ソースコード]]の修正(差し替え)が容易にできるという特徴があり、大人数が関わりあう[[デスマーチ]]ぎみなプロジェクトでは人気が高かったと言われている。
 
[[穿孔テープ]]よりもパンチカードは輸送や管理が面倒ではあるが、1枚単位に分かれていることでページ単位で[[デバッグ]]および[[ソースコード]]の修正(差し替え)が容易にできるという特徴があり、大人数が関わりあう[[デスマーチ]]ぎみなプロジェクトでは人気が高かったと言われている。
  
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2021年9月4日 (土) 05:51時点における版

20世紀に最も広く使われた80欄のパンチカード。寸法は 187.325 mm × 82.55 mm。この例は1964年のEBCDIC文字セットにそれ以前につかわれていた特殊記号を加えて示したものである。

パンチカード英語:punch card)とは、輸送中に転倒して列び順がグチャグチャになると諸先輩方からパンチを喰らう紙を使用した記録媒体の1つである。

概要

パンチカードとは各種試験などで使われるマークシートのようなものである。このパンチカードと呼ばれる紙にソースコードを記載し、ページ順を整えて、読み取り機にセットすると、順次デジタルデータとして読み取られるという。パンチカードは主にFortranCOBOLを主力とする大型機の世界で使われていた。

パンチカードと似たような物に「穿孔テープ」というがあるが、こちらはパンチカードのように1枚1枚がバラバラではなく、一本のテープ状に繋がったものである。穿孔テープであれば輸送中に転んでも列び順がグチャグチャになることはない。こちらは初期のパソコンなどの小型機に多かった方式である。

穿孔テープよりもパンチカードは輸送や管理が面倒ではあるが、1枚単位に分かれていることでページ単位でデバッグおよびソースコードの修正(差し替え)が容易にできるという特徴があり、大人数が関わりあうデスマーチぎみなプロジェクトでは人気が高かったと言われている。

関連項目

参考文献