「マルチスレッド性能」の版間の差分

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'''マルチスレッド性能'''とは、[[CPU]]において「複数スレッドを同時に動かした場合の性能」である。
 
'''マルチスレッド性能'''とは、[[CPU]]において「複数スレッドを同時に動かした場合の性能」である。
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[[マルチスレッド]]が効果を発揮するのは「断続的で高負荷な処理」であり、「細切れな低負荷な処理」だと「マルチスレッドを準備する手間」でむしろ遅くなる[[諸刃の剣]]である。
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ぶっちゃけマルチスレッド性能は「動画のエンコード」「[[zipファイル]]の圧縮伸長」くらいしか出番はない。
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高負荷と思われがちな[[ゲーム]]でも「1処理16ミリ秒以内(≒60fps)」と細切れなためマルチスレッド性能はあまり意味をなさない。せいぜい敵キャラの思考ルーチンを別スレッド化するくらいにしか使いみちがない。
  
 
[[パソコン]]や[[スマホ]]の主要な処理ではほぼ[[マルチスレッド]]は使われていないためあまり重要ではないが、[[カタログスペック]]を盛りやすいため宣伝広告などでは広く使われている。
 
[[パソコン]]や[[スマホ]]の主要な処理ではほぼ[[マルチスレッド]]は使われていないためあまり重要ではないが、[[カタログスペック]]を盛りやすいため宣伝広告などでは広く使われている。

2022年10月5日 (水) 02:36時点における版

マルチスレッド性能とは、CPUにおいて「複数スレッドを同時に動かした場合の性能」である。

マルチスレッドが効果を発揮するのは「断続的で高負荷な処理」であり、「細切れな低負荷な処理」だと「マルチスレッドを準備する手間」でむしろ遅くなる諸刃の剣である。

ぶっちゃけマルチスレッド性能は「動画のエンコード」「zipファイルの圧縮伸長」くらいしか出番はない。 高負荷と思われがちなゲームでも「1処理16ミリ秒以内(≒60fps)」と細切れなためマルチスレッド性能はあまり意味をなさない。せいぜい敵キャラの思考ルーチンを別スレッド化するくらいにしか使いみちがない。

パソコンスマホの主要な処理ではほぼマルチスレッドは使われていないためあまり重要ではないが、カタログスペックを盛りやすいため宣伝広告などでは広く使われている。

関連項目