マルチタッチとは、タッチパネルやトラックパッドにおいて2本以上の指で操作できるもの、操作することをいう。
かつてはシングルタッチ製品が主流であったが、iPhoneの登場でマルチタッチは爆発的に普及した。
主なジェスチャー
オンオフと位置情報だけのシングルタッチと比べ、どのようなマルチタッチ操作かを判別するプログラムは複雑になる傾向がある。そのためほとんどのプラットフォームにおいて「マルチタッチジェスチャー」をある程度までは認識してくれるライブラリが用意されている。ちなみにAndroidが生まれたばかりの頃は標準ライブラリの提供もなく、誰もが試行錯誤していてカオスな状況であった。
- タップ - 1点をタッチした。マウスでいうクリック。
- ダブルタップ - 同じ位置を連続でタップ。マウスでいうダブルクリック。
- ドラッグ - マウスのドラッグと同じ。
- ホールド - タッチした状態で指を離さない。移動量が一定以下のドラッグだが「長押し」と別挙動で認識するライブラリが多い。
- フリック - タッチした直後に特定方向に弾いた。「タッチした時点の座標」と「弾いた方向のベクトル」
- ピンチ - 2本指でクパーと開いたり閉じたりする。
- スワイプ - 複数タッチした状態で特定方向に滑らせる。