「ロジスティック関数」の版間の差分

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'''ロジスティクス関数'''(logistic function)とは、S字型曲線を描く関数である。
 
'''ロジスティクス関数'''(logistic function)とは、S字型曲線を描く関数である。
  
[[シグモイド関数]]の一種であり全てではないが、世間一般で「[[シグモイド関数」]]という場合の9割くらいはこのロジスティクス関数のことを指している。
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[[シグモイド関数]]の一種であり全てではないが、世間一般で「[[シグモイド関数]]」という場合の9割くらいはこのロジスティクス関数のことを指している。
  
 
: <math>f(x) = \frac{L}{1 + e^{-k(x-x_0)}},</math>
 
: <math>f(x) = \frac{L}{1 + e^{-k(x-x_0)}},</math>
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:: <math>k</math> = 曲線の勾配
 
:: <math>k</math> = 曲線の勾配
  
実数の領域が-inftyから+inftyまでのxの値に対して、右図のようなS字カーブが得られます。
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実数の領域が-inftyから+inftyまでのxの値に対して、
xが+inftyに近づくとfのグラフがLに近づき、-inftyに近づくと0に近づくというS曲線が得られます。
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xが+inftyに近づくとfのグラフがLに近づき、-inftyに近づくと0に近づくというS曲線が得られる。
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Lとkを1にするとシンプルな式になる。
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世間一般で「ロジスティクス関数」という場合の9割くらいはこのシンプルな式を指している。
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: <math>f(x) = \frac{1}{1 + e^{-x}}</math>
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C# で書くとこんな感じ。
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<source lang="csharp">
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float logistic(float x) {
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    return 1f / (1f + MathF.Exp(-x) );
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}
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</source>
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== 関連項目 ==
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* [[シグモイド関数]]
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[[category: 算数]]

2022年9月13日 (火) 08:41時点における最新版

ロジスティクス関数(logistic function)とは、S字型曲線を描く関数である。

シグモイド関数の一種であり全てではないが、世間一般で「シグモイド関数」という場合の9割くらいはこのロジスティクス関数のことを指している。

= はシグモイドの中点
= 曲線の最大値
= 曲線の勾配

実数の領域が-inftyから+inftyまでのxの値に対して、 xが+inftyに近づくとfのグラフがLに近づき、-inftyに近づくと0に近づくというS曲線が得られる。

Lとkを1にするとシンプルな式になる。 世間一般で「ロジスティクス関数」という場合の9割くらいはこのシンプルな式を指している。

C# で書くとこんな感じ。

float logistic(float x) {
     return 1f / (1f + MathF.Exp(-x) );
}

関連項目[編集 | ソースを編集]