予防保守交換

予防保守交換とは、故障を予防すべく定期的な点検と、故障する前に定期的な部品交換を行うことをいう。

「壊れてから交換」ではなく「壊れる前に交換」である。

利点：故障リスクの低減する

あらかじめ耐用年数を設定し、壊れていなくても部品交換することで故障発生によるリスクが低減する。

利点：予算が明確になる

あらかじめ耐用年数を設定することで、「耐用年数は5年なので4年後に数百万円の予算を確保し交換する」などといった感じでランニングコストを明確にできる。

• これだけのコストがかかるのだから
• これだけの価格で
• これだけ販売すればいい

といった経営計画が立てやすい。

欠点：ランニングコストがあがる

当然ながら点検や交換の人件費が定期的に発生する。なにも考えず一律で「壊れてもさほど影響のない物品」まで予防保守交換の対象にすると恐ろしいランニングコストになる。

下記のような感じで「どこまでやるか」をあらかじめ決めるのが重要。

• サーバーは予防保守交換が必要
  • 壊れるとパニックになる
• パソコンは予防保守交換が不要
  • 壊れたらヨドバシカメラで買え。2時間半で届くぞ。
  • データはちゃんとバックアップしとけ。

この場合の基準は「最寄りの家電量販店なんかに走って数時間でなんとかなるか」である。 このためクソ田舎の場合にはパソコンを即座に入手できない可能性があるので予防保守交換が必要になったりする。