「可用性」の版間の差分
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「形あるものはいつか壊れる」というように[[コンピューター]]やその[[周辺機器]]、[[インフラ]]は必ずいつかは故障する。また故障に限らず定期点検や定期交換などの[[メンテナンス]]により[[システム]]の[[電源]]を落とさねばならないこともある。 | 「形あるものはいつか壊れる」というように[[コンピューター]]やその[[周辺機器]]、[[インフラ]]は必ずいつかは故障する。また故障に限らず定期点検や定期交換などの[[メンテナンス]]により[[システム]]の[[電源]]を落とさねばならないこともある。 | ||
− | + | そのような万が一の故障やメンテナンスが発生した際に、[[サービス]]全体がいかに止まらないように工夫されている度合を「利用者」側から見た「利用可能時間」として数字として表したものが可用性である。 | |
== 試算 == | == 試算 == | ||
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− | 上記を見てわかるように、小数点以下[[切り上げ]] | + | 上記を見てわかるように、小数点以下[[切り上げ]]と時間単位の組合せによっては3秒が1時間にもなる[[数字のマジック]]が発生する。[[SLA]]([[サービス品質保証契約]])の内容には細心の注意を払うこと。 |
可用性を高めるための特別な工夫をしたシステムのことを「[[高可用性システム]](High Availability System)」と呼ぶ。明確な規定は知らないが世間一般では可用性が99.99%以上であることが多い。 | 可用性を高めるための特別な工夫をしたシステムのことを「[[高可用性システム]](High Availability System)」と呼ぶ。明確な規定は知らないが世間一般では可用性が99.99%以上であることが多い。 | ||
== 関連項目 == | == 関連項目 == | ||
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− | * [[SLA (service level agreement)]] - [[ | + | * [[SLA (service level agreement)]] - [[SLA]] |
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2014年10月8日 (水) 10:06時点における最新版
可用性 (読み:かようせい、英語:availability,あべいらびりてぃ)とは、万が一サーバーなどの機材やインフラの一部分がぶっ壊れても、サービス全体としては壊れずに継続して稼働できる能力のことである。
概要[編集 | ソースを編集]
「形あるものはいつか壊れる」というようにコンピューターやその周辺機器、インフラは必ずいつかは故障する。また故障に限らず定期点検や定期交換などのメンテナンスによりシステムの電源を落とさねばならないこともある。
そのような万が一の故障やメンテナンスが発生した際に、サービス全体がいかに止まらないように工夫されている度合を「利用者」側から見た「利用可能時間」として数字として表したものが可用性である。
試算[編集 | ソースを編集]
可用性は月間や年間など様々は提示方法があるが、どれもパーセンテージで表されるのが一般的であり、たとえば「月間稼働率99.9%など」などと表記される。この場合は1ヶ月あたり0.01%は止まるという意味である。
可用性 | 停止時間概算(年間) | 停止時間概算(月間) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
秒 | 分 | 時 | 秒 | 分 | 時 | |
99% | 315,360秒 | 5,256分 | 88時 | 26,280秒 | 438分 | 8時 |
99.9% | 31,536秒 | 526分 | 9時 | 2,628秒 | 44分 | 1時 |
99.99% | 3,154秒 | 53分 | 1時 | 263秒 | 5分 | 1時 |
99.999% | 316秒 | 6分 | 1時 | 27秒 | 1分 | 1時 |
99.9999% | 32秒 | 1分 | 1時 | 3秒 | 1分 | 1時 |
上記を見てわかるように、小数点以下切り上げと時間単位の組合せによっては3秒が1時間にもなる数字のマジックが発生する。SLA(サービス品質保証契約)の内容には細心の注意を払うこと。
可用性を高めるための特別な工夫をしたシステムのことを「高可用性システム(High Availability System)」と呼ぶ。明確な規定は知らないが世間一般では可用性が99.99%以上であることが多い。
関連項目[編集 | ソースを編集]
- RAS (Reliability, Availability and Serviceability) - RAS
- SLA (service level agreement) - SLA
- パソコン蛾物故割れた