4.3BSD Net/2

4.3BSD Net/2とは、1991年にカリフォルニア大学バークレー校（UCB）で開発されたUNIX系オペレーティングシステム（OS）です。

1986年に公開された「4.3BSD」は爆発的な人気となり、商用OSである「UNIX System V」を脅かす存在となりました。

するとAT&TはBSDIに対して訴訟を起こしました。この訴訟対策として「AT&T由来のソースコードを除去する」という作業が行われたものが「4.3BSD Net/2」です。

しかし、AT&Tは4.3BSD Net/2に対しても訴訟を行いました。その結果、4.3BSD Net/2の利用者は、1994年にリリースされた4.4BSD-Liteに移行することが強く推奨されました。