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2012年7月30日 (月) 07:08時点における版
AJAX(えいじゃっくす、Asynchronous JavaScript + XML)とは、JavaScriptからInternet Explorer 5の依存機能であるMicrosoft XML(ActiveXオブジェクト)を呼び出し、Webページのリロードを伴わずにブラウザとサーバー間で非同期処理・非同期通信を実現し、その結果により画面(HTML)をゴリゴリと書き換えたりする技術の総称である。
概要
AJAXは、古くから郵便番号を入力すると自動的に住所が表示されたりする郵便番号検索などで一般的に使われていた技術である。 なお、この時点ではAJAXとは呼ばれておらず、いわゆる「IE限定サイト」で使われているMicrosoft XMLを使ったクソ機能くらいの扱いであった。
だが、Googleが自社サイトにおいてAJAXを使いまくったことで大流行し、IE以外のブラウザにもJavaScriptの組込型としてXMLHttpRequestという名前こそ違うがMicrosoft XMLと同じようなものが実装された。その後、マイクロソフトもIE7でXMLHttpRequestという名前に変更統一し、ほぼすべてのブラウザで共通してAJAXを使えるようになった。
ただし、AJAXはW3Cなどの正式な標準規格ではなく、あくまでデファクトスタンダードな規格であり、ブラウザごとの互換性は微妙なので普通はjQueryなどのフレームワークを使い補うのが一般的となっている。
なお、AJAXの正式名称の中に「XML」とあるように、基本的に通信でやりとりされるデータはXML形式であったが、最近ではJavaScriptとの親和性の高さからJSONが用いられていることが多い。それでも一部の偏屈を除きAJAJなどとは呼ばず、扱うデータがJSONであろうとAJAXと呼ぶのが一般的である。かつてすべてのゲーム機がファミコンと呼ばれたようなものであり、深く考えてはいけない。