「BLACKCAS」の版間の差分

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上記の2012年の記事では価格は49800円となっているが、2015年4月時点では10000円まで値下がりしている。
 
上記の2012年の記事では価格は49800円となっているが、2015年4月時点では10000円まで値下がりしている。
これは同じく2012年に何者かによってB-CASカードの内部仕様が[[リバースエンジニアリング]]されて広く[[インターネット]]に公開されてしまったことで、様々な「B-CASカード書き換えツール」や「SoftCas」なる[[フリーソフト]]が流通したことが大きいと思われる。ただ、これらのツールは怪しさ満点であり、誰もが[[バイナリ]]での配布を信用していないため、匿名で[[Pastebin]]などを利用して[[ソースコード]]の形で提供されることがほとんどであるため、それらを[[コンパイル]]できない[[パソコン]]の初心者には未だにBLACKCASが需要があるようだ。
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これは同じく2012年に何者かによってB-CASカードの内部仕様が[[リバースエンジニアリング]]されて広く[[インターネット]]に公開されてしまったことで、様々な「B-CASカード書き換えツール」や「SoftCas」なる[[フリーソフト]]が流通したことが大きいと思われる。ただ、これらのツールは怪しさ満点であり、誰もが[[バイナリ]]での配布を信用していないため、匿名で[[Pastebin]]などを利用して[[ソースコード]]の形で提供されることがほとんどであるため、それらを[[コンパイル]]できない[[パソコン]]の初心者には未だにBLACKCASの需要があるようだ。
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また、B-CASカード書き換えツールを使用したりして日本国内で製造および販売する行為は違法であり逮捕者も出しているが<ref>http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20120620_541457.html</ref>、前述のように本家BLACKCASは台湾であるため放置されている。
  
 
==関連項目==
 
==関連項目==

2015年4月21日 (火) 04:17時点における最新版

BLACKCAS (読み:ぶらっくきゃす) とは、BSデジタル放送、110度CSデジタル放送、地デジ難視対策衛星放送の全てのチャンネルが視聴可かつ、2038年4月22日まで契約済み、毒電波対策済みのB-CASカード互換製品である。 旧Magic B-CASである。

概要[編集 | ソースを編集]

BLACKCASは台湾で製造販売されているB-CASカード互換製品である。

2012年には以下のような発表がされている。

デジタルテレビ放送の著作権保護を目的に作られた「B-CASカード」の暗号を不正に解読したカードが出回っている問題で、B-CASカードを発行するビーエス・コンディショナルアクセスシステムズや有料放送事業者のWOWOW、スター・チャンネル、スカパーJSATがコメントした。 

この不正カードは、「BS/110度CSデジタルと、地デジの難視衛星放送の全てのチャンネルが無料視聴できる」として49,800円で販売されている。ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズによれば、今回のような不正カードの流通は、前例が無いという。 

ビーエス・コンディショナルアクセスシステムズは、事実関係を調査中としており、「有料放送の無料視聴を謳った違法なカードが出回っていることは極めて遺憾。 
違法なカードの製造・販売は、不正競争防止法に違反する犯罪行為であり、利用者についても、有料放送事業者の利益を侵害し、損害賠償の対象になる。事実関係を調査し、対処したい」とコメントしている。 

この問題については、3月6日の閣議後に行なわれた川端総務大臣の記者会見でも言及されており、川端大臣は「一般の方からの申告で、そういうものがあるということを、認識している。 
放送コンテンツの保護ということから、我々はしっかりこれを防がなければいけない。現時点においては、詳細な状況把握に努めている」とコメントしている。 

[1]

ただ日本と台湾とは表向きの国交がなく、かつ台湾と国交を結ぶと中国との外交問題になるため、いまなお取り締まることができず何年も放置されている。

上記の2012年の記事では価格は49800円となっているが、2015年4月時点では10000円まで値下がりしている。 これは同じく2012年に何者かによってB-CASカードの内部仕様がリバースエンジニアリングされて広くインターネットに公開されてしまったことで、様々な「B-CASカード書き換えツール」や「SoftCas」なるフリーソフトが流通したことが大きいと思われる。ただ、これらのツールは怪しさ満点であり、誰もがバイナリでの配布を信用していないため、匿名でPastebinなどを利用してソースコードの形で提供されることがほとんどであるため、それらをコンパイルできないパソコンの初心者には未だにBLACKCASの需要があるようだ。

また、B-CASカード書き換えツールを使用したりして日本国内で製造および販売する行為は違法であり逮捕者も出しているが[2]、前述のように本家BLACKCASは台湾であるため放置されている。

関連項目[編集 | ソースを編集]

参考文献[編集 | ソースを編集]